分子時計(読み)ブンシドケイ

最新 地学事典 「分子時計」の解説

ぶんしどけい
分子時計

molecular clock

化石試料や生体内の分子を用いて年代や進化速度を推定する方法。アミノ酸のラセミ化(racemization)の反応速度がアミノ酸ごとに一定であることを仮定して,年代推定を行った研究例がある。また,DNAの塩基配列や特定のタンパク質分子の分子進化速度が一定であるという中立説の考え方を試料に当てはめ,分岐年代を知ることに利用されている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分子時計」の意味・わかりやすい解説

分子時計
ぶんしどけい
molecular clock

DNAの塩基配列や蛋白質アミノ酸配列などは一定の速度で変化していると推定されているので,各種生物間で変化量を比較検討することで,祖先からの分岐年代を測定することが可能となる。つまり DNAや蛋白質は進化の時間をはかる分子時計といえる。 DNAのおよそ 90%にあたる部分遺伝暗号に使われていないので,その塩基配列は分子時計の一つとして利用できる。

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