同位体地質学(読み)どういたいちしつがく

最新 地学事典 「同位体地質学」の解説

どういたいちしつがく
同位体地質学

isotope geology

元素の同位体存在度を指標にして種々の地質現象のプロセスや地質物質の成因を解明する研究分野。放射性同位体とその壊変生成物を利用した地質年代測定,同位体交換平衡を利用した地質温度計,同位体比をトレーサーとして利用した岩石成因論,鉱床成因論,熱水系の研究,環境科学,同位体異常に基づく宇宙科学など,多くの研究領域がある。

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百科事典マイペディア 「同位体地質学」の意味・わかりやすい解説

同位体地質学【どういたいちしつがく】

同位体(同位元素)の存在比の変動を利用して,地質現象の解明を研究する地質学の一分野。1930年ころ放射性同位体による年代測定を中心として発足し,1950年以後安定同位体の利用技術,微量放射能の測定技術などの進歩とともに急速に発展。岩石成因論,地球成因論,地質温度計,マントルと地殻の物質移動,地球上の物質分布の研究などを行う。地質学だけでなく,地球科学,宇宙科学,環境科学の分野にまで広く利用されている。

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