徒手(読み)トシュ

精選版 日本国語大辞典 「徒手」の意味・読み・例文・類語

と‐しゅ【徒手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手に何ももたないこと。すで。からて。てぶら。赤手(せきしゅ)。空手(くうしゅ)。徒手空拳。
    1. [初出の実例]「次公卿以下置笏於左方起徒手礼拝三度」(出典兵範記‐仁平二年(1152)二月二〇日)
    2. [その他の文献]〔蘇轍‐捕観漁詩〕
  3. 自分の力以外に一切よりどころのないこと。地位資本などのないこと。
    1. [初出の実例]「徒手(トシュ)遊食を誇として居る者が」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「徒手」の読み・字形・画数・意味

【徒手】としゆ

すで。

字通「徒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む