radiocarbon dating
生物遺体中の放射性炭素14C濃度が,生物の死後,時間とともに減少することを利用した年代測定法。W.F.Libby(1947~50)が開発。現在から数万年前までの間の年代測定法として広く利用。生きている生物体の炭素の14C濃度は,大気や海水中の炭酸ガス・炭酸イオンの14C濃度と等しい,ほぼ一定の値をもつ。t年前の生物遺体中の14C濃度は,t年間の14Cの壊変によって減少し,その減少量を測定して年代tを算出。測定試料は木材・炭・貝殻・泥炭・骨などで,その中の14C濃度は放射能計測あるいは加速器を用いた質量分析器で測定。14Cの半減期はLibbyが用いた5,568年により計算し,結果が比較できるよう統一されている。このようにして算出した14C年代(conventional radiocarbon age)は暦の年代とは異なり,共通の誤差がある。その大きさは5,000年前ころでは数百年となるが,一般にはそれほど大きくない。1950年を基準にそれより何年前であるかを示すため,測定値の年数にBPをつけて,例えば3,680±600YBPと表記する。
執筆者:木越 邦彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
遺跡から発見される動物の骨や貝殻,あるいは木材などに含まれる放射性炭素14Cの濃度によって,遺物・遺跡の年代を決定する方法。アメリカのリビーによって開発され,先史時代資料の絶対年代測定法を渇望していた世界各地で急速に利用され,考古学研究の進展に多大の貢献をした。日本でも例外ではないが,半減期の年数の問題,あるいは較正年代の問題などの問題点が指摘され,とくに縄文文化の開始時期の年代については諸説がある。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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