時の記念日(読み)トキノキネンビ

デジタル大辞泉 「時の記念日」の意味・読み・例文・類語

とき‐の‐きねんび【時の記念日】

6月10日時間への認識を新たにするため設けられた記念日天智天皇10年(671)のこの日に水時計が初めて作られたことによる。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「時の記念日」の意味・読み・例文・類語

とき‐の‐きねんび【時の記念日】

  1. 〘 名詞 〙 六月一〇日。時間を尊重・厳守し生活改善合理化を進めることを期する目的で定められた日。大正九年(一九二〇)生活改善同盟会が発意し、天智天皇一〇年(六七一)四月二五日(太陽暦六月一〇日)の水時計設置を記念して選定。《 季語・夏 》

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「時の記念日」の意味・わかりやすい解説

時の記念日
ときのきねんび

時間を尊重、厳守し、生活の改善、合理化を進めることを目的とする日。毎年6月10日。1920年(大正9)生活改善同盟会が主催、実施した。6月10日を記念日とした根拠は、『日本書紀』天智(てんじ)天皇10年(671)4月25日の項に「漏剋(ろこく)(漏刻(ろうこく))を新しき台(うてな)に置く。始めて候時(とき)を打つ。鐘鼓(かねつづみ)を動(とどろか)す」とあり、この4月25日が現行暦の6月10日にあたることによる。天智天皇を祀(まつ)る近江(おうみ)神宮では、毎年この日に漏刻祭が行われる。

[元持邦之]

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百科事典マイペディア 「時の記念日」の意味・わかりやすい解説

時の記念日【ときのきねんび】

6月10日。時間の貴重さを思い,時刻を守る念を深める趣旨で1920年に制定。671年,天智天皇のときに水時計(漏刻(ろうこく))を置き時刻制度を定めた日(旧4月25日,新6月10日)を記念する。

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