木通(読み)モクツウ

関連語 名詞 通草

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「木通」の解説

もくつう【木通】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。アケビ科アケビなどの茎を輪切りにして乾燥したもの。血行を盛んにするほか、利尿抗炎症鎮痛などの作用がある。湿疹(しっしん)じんましんに効く消風散(しょうふうさん)冷え症慢性頭痛神経痛に効く当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)排尿痛膀胱(ぼうこう)炎に効く竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などに含まれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「木通」の解説

木通 (アケビ・モクツウ)

学名Akebia quinata
植物。アケビ科の落葉つる性低木,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の木通の言及

【アケビ】より

…本州,四国,九州,朝鮮半島,中国大陸に分布し,北アメリカ東部には帰化している。 アルカロイドは含まないが,漢方で木通(もくつう),通草(つうそう)とよばれる木部は,利尿剤,鎮痛剤として用いられる。乾燥した果実も卒中の予防薬として用いられる。…

※「木通」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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