流布本(読み)ルフボン

デジタル大辞泉 「流布本」の意味・読み・例文・類語

るふ‐ぼん【流布本】

同一の原本から出た諸本うちで、最も広く一般に普及している本。通行本
[類語]異本写本類書海賊版底本原本原典原書テキストオリジナル原作出典典拠種本抄本校本定本

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「流布本」の意味・読み・例文・類語

るふ‐ぼん【流布本】

  1. 〘 名詞 〙 同一の原本から生まれた諸本の中で、もっとも広く世に行なわれている本。
    1. [初出の実例]「悪魔の起源を論じた一章であるが、流布本(ルフボン)のそれに比して、予の蔵本では内容が遙に多い」(出典:るしへる(1918)〈芥川龍之介〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android