精選版 日本国語大辞典 「白重・白襲」の意味・読み・例文・類語
しろ‐がさね【白重・白襲】
〘名〙
① =しらがさね(白重)①
② =しらがさね(白重)②
※女中詞(元祿五年)(1692)「白かさね 白無垢也」
④ =しろむく(白無垢)②(ニ)
※一中節・花紅葉錦廓(吉原八景)(1795‐1823頃か)「げに八朔の白襲(シロカサネ)」
しら‐がさね【白重・白襲】
〘名〙
※忠盛集(12C)「さくらいろにそめしころもを卯の花のしらかさねにぞたちかへてける」
② 夏の料として単(ひとえ)や帷(かたびら)に白地を用いた装束。
※枕(10C終)五「上達部・殿上人も、うへのきぬのこきうすきばかりのけぢめにて、しらがさねどもおなじさまに、すずしげにをかし」
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