相関関係(読み)ソウカンカンケイ

デジタル大辞泉 「相関関係」の意味・読み・例文・類語

そうかん‐かんけい〔サウクワンクワンケイ〕【相関関係】

二つのものが密接にかかわり合い、一方が変化すれば他方も変化するような関係
数学で、一方が増加すると、他方が増加または減少する、二つの変量の関係。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「相関関係」の意味・読み・例文・類語

そうかん‐かんけいサウクヮンクヮンケイ【相関関係】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 二つのものが相関の関係にあること。
    1. [初出の実例]「芥川龍之介氏の多元的な傾向は、どう云ふ相関関係をもって、後期の氏の文学を形成して行ったであらうか」(出典:敗北の文学(1929)〈宮本顕治〉六)
  3. 数学で、一方が増加するとき、他方が増加もしくは減少する傾向が認められるという、二つの量の関係。一方が増加するとき、他方が増加する傾向が認められるならば、それらの間には正の相関関係があるといい、減少する傾向が認められるならば、負の相関関係があるという。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「相関関係」の意味・わかりやすい解説

相関関係【そうかんかんけい】

二つの変量の間に,一方が増加すれば他方も増加する(たとえば身長体重),または一方が増加すれば他方が減少する(製品の供給量と価格)という関係がみられるとき,両者の間に(前者では正の,後者では負の)相関関係があるという。→相関係数相関図

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「相関関係」の解説

相関関係

2つの値の関連性のこと。散布図で調べられる。相関関係の種類に、正の相関、負の相関、無相関がある。x、yという2つの変数による散布図で、xが増加するとyも増加する傾向にある場合、正の相関関係があり、xが増加しているにもかかわらずyが減少する傾向にある場合、負の相関関係があるといえる。そのどちらにも当てはまらない場合、無相関であるといえる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

栄養・生化学辞典 「相関関係」の解説

相関関係

 変数の間の関係.ある変数が増加したとき,他の変数が増加する場合を正の相関といい,逆の場合を負の相関という.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android