背骨(読み)セボネ

精選版 日本国語大辞典 「背骨」の意味・読み・例文・類語

せ‐ぼね【背骨】

  1. 〘 名詞 〙せきちゅう(脊柱)色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「走りよる背中をうてば、せぼねを打ち切りて、くたくたとなしつ」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「背骨」の意味・わかりやすい解説

背骨
せぼね
vertebral column; spine

脊柱に同じ。脊椎動物内骨格の一つで,体の中軸骨格。頭骨に続き縦列する多くの椎骨より成る。椎骨の間に椎間軟骨があり,体を曲げることができる。発生的には脊索を中心にその周囲に造骨組織が集って構成されるが,円口類では脊索に沿ってわずかの軟骨片が生じるのみである。軟骨魚類では終生軟骨のままであり,それ以上の動物では骨化した椎骨を形成する。椎骨の数は種によって異なる。哺乳類ではさらに頸椎胸椎腰椎尾椎の別を生じ,これに外肢骨が結合する。また脊柱にはその背側内部を通る脊髄を保護する働きもある。

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改訂新版 世界大百科事典 「背骨」の意味・わかりやすい解説

背骨 (せぼね)

脊柱の俗称ヒトの場合,32~34個の椎骨からなる。
脊柱

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百科事典マイペディア 「背骨」の意味・わかりやすい解説

背骨【せぼね】

脊柱(せきちゅう)

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世界大百科事典(旧版)内の背骨の言及

【脊柱】より

…俗に〈せぼね(背骨)〉という。からだの背側を縦に走る軟骨または骨でできた棒のような骨格で,この骨格のあることが脊椎動物の最も大きな特徴である。…

※「背骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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