花娘（読み）ハナムスメ

デジタル大辞泉

はな‐むすめ【花娘】

花のように美しい娘。また、年ごろの娘。
「紋切形の口諚も了得さすが恍惚子おぼこの―」〈人・閑情末摘花・三〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

はな‐むすめ【花娘】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 花のように美しい娘。美しい年頃の娘。
   1. [初出の実例]「遅桜まだ蕾なり花娘、寺子戻りの道草に」(出典：長唄・杜若七重の染衣（1792）)
3. ② 佐賀地方で、早乙女(さおとめ)をいう。

出典　精選版 日本国語大辞典

［日本酒・本格焼酎・泡盛］銘柄コレクション

はなむすめ【花娘】

山形の日本酒。酒名は、醪(もろみ)の発酵の最終段階で米粒が浮いた状態を「酒米桜花のごとし」とたとえたことにちなみ命名。本醸造酒と普通酒がある。原料米はササニシキなど。仕込み水は飯豊(いいで)山系の伏流水。蔵元の「嵐山酒造」は享保2年(1717)創業。所在地は東置賜郡川西町大字上小松。

出典　講談社

普及版 字通

【花娘】かじよう

芸妓。

字通「花」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」