裸体画(読み)ラタイガ(その他表記)nude picture

精選版 日本国語大辞典 「裸体画」の意味・読み・例文・類語

らたい‐が‥グヮ【裸体画】

  1. 〘 名詞 〙 人間あるいは人間の姿をとったもの(神など)の、裸像を描いた絵画。古代からある表現で、身体の一部を衣服・布などで覆ったものも含む。
    1. [初出の実例]「京都博覧会の展覧に供したる裸体画は」(出典:美術の翫賞(1895)〈上田敏〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「裸体画」の意味・わかりやすい解説

裸体画
らたいが
nude picture

人間,または神,悪魔などの人間的な姿を裸で表現した絵画。自然の対象物のうちで最も自我に近い存在としての人体の美しさを表現するために古くから描かれてきた。民族,風習,時代などによってその成立も様式も異なるが,裸体の微妙な線や面,各部分間の比例,皮膚の色調の変化,肉づきの量感などの美的要素を統一して有機的生命を表出することを特徴とする。特にギリシア時代やルネサンスには裸体表現が尊重されたが,一方,キリスト教美術が支配していたヨーロッパ中世にあっては,裸体はアダム,イブ,地獄に落ちた人々などの特別なテーマ以外にはみられない。

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