化合物【かごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 2種以上の元素の原子が化合してできた一定組成の物質で,化学変化を伴うことなしに分解・分離できないもの。2種以上の化学物質に分離できる混合物…
化合物 (かごうぶつ) compound
- 改訂新版 世界大百科事典
- 2種類以上の元素の原子が化学結合してできた物質をいうが,その性質には成分元素の性質がそのまま現れていない。化合物は原則として定比例の法則に従…
かごう‐ぶつ(クヮガフ‥)【化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 化合によって生じた物質。付加化合物、分子化合物、水化物などの高次化合物も含めていう。[初出の実例]「是れ二の異りたる物相交て成る所…
化合物 huàhéwù
- 中日辞典 第3版
- [名]<化学>(⇔单质dānzhì)化合物.
かごう‐ぶつ〔クワガフ‐〕【化合物】
- デジタル大辞泉
- 化合によってできた物質。⇔単体。
化合物 かごうぶつ compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学結合力によって結合した2種以上の元素の原子から成る純物質。化合物の元素の組成比は一般に定比例の法則に従って一定であり,この点で混合物と区…
化合物 カゴウブツ compound
- 化学辞典 第2版
- 2種類以上の元素からなる単一物質.単体に対する用語.一般に定比例の法則があてはまるが,例外もある.[別用語参照]ベルトリド化合物
かごうぶつ
- プログレッシブ ロシア語辞典(和露編)
- хими́ческое соедине́ние
化合物 かごうぶつ compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 2種以上の元素の原子が化合することによって生じた物質をいう。われわれの周囲にみられる種々の物体を形づくっているものを物質といっているが、科学…
化合【かごう】
- 百科事典マイペディア
- 2種以上の元素の原子が互いに化学結合力によって結合すること,およびその過程をいう。→化学結合/化合物
ジアゾ‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【ジアゾ化合物】
- デジタル大辞泉
- ジアゾ基=N2をもつ鎖式化合物や、ジアゾニウム塩などの総称。多くは爆発性がある。
化合物半導体
- 知恵蔵
- 2種類以上の元素から成る化合物で、半導体の特性を示す物質の総称。シリコンにはない、またはシリコンより優れた特性が注目され、各種半導体素子に使…
ニトロ化合物【ニトロかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- ニトロ基−NO2をもつ化合物の総称。正確にはニトロ基が直接炭素原子と結合した化合物をいう。ニトロメタンCH3NO2,ニトロベンゼンC6H5NO2などが代表的…
ベリリウム化合物 ベリリウムカゴウブツ beryllium compound
- 化学辞典 第2版
- 天然には,緑柱石(ベリル)3BeO・Al2O3・6SiO2として産出する.イオン性化合物中ではベリリウムは酸化数2をとる.共有結合性の化合物中での原子価は+2…
マグネシウム化合物 マグネシウムカゴウブツ magnesium compound
- 化学辞典 第2版
- 安定な化合物中ではマグネシウムの酸化数はつねに2である.化合物は一般に無色で,マグネシウム塩は一般に水に易溶,リン酸塩,炭酸塩,ケイ酸塩,フ…
銀化合物 ギンカゴウブツ silver compound
- 化学辞典 第2版
- 普通は一価,ときに二価,三価の化合物がある.【Ⅰ】銀(Ⅰ)化合物:ハロゲン塩はフッ化銀を除いて水に難溶性である.塩化銀,臭化銀は光によって徐々…
クリプトン化合物 クリプトンカゴウブツ krypton compound
- 化学辞典 第2版
- 短寿命の分光学的または質量分析法によってのみ観測されるものとしては,Kr2+,ArKr+,KrXe+,KrXe,HeKr+,NeKr+,KrH+,LiKr+,NaKr+など…
ケイ素化合物 ケイソカゴウブツ silicon compound
- 化学辞典 第2版
- ケイ素の一般的酸化数は4と-4で,水素化物,炭化物,酸化物,硫化物,窒化物,ハロゲン化物,金属元素のケイ化物をつくる.水素化物(水素化ケイ素)…
高次化合物 コウジカゴウブツ compound of higher order
- 化学辞典 第2版
- 普通の原子価を満足している二元的な化合物(一次化合物)に対し,形式上これらが二つ以上結合してできた化合物の総称.例:ミョウバンK2SO4・Al2(SO4)3…
挿入化合物 ソウニュウカゴウブツ insertion compound
- 化学辞典 第2版
- 錯体の一種で,ホスト成分が空孔をつくり,そのなかに第二の分子状の化学種(ゲスト)が取り込まれたもの.結晶の場合は,結晶格子に長いトンネルある…
ポロニウム化合物 ポロニウムカゴウブツ polonium compound
- 化学辞典 第2版
- ポロニウムの酸化数は-2,2,4,6であるが,通常,酸化数4で化合物をつくる.金属と酸素の反応で得られる赤色の立方晶PoⅣ O2は,80 ℃ で正方晶にか…
ヒドロキシ化合物 ヒドロキシカゴウブツ hydroxy compound
- 化学辞典 第2版
- ヒドロキシ基をもつ化合物の総称.ヒドロキシ基が飽和炭素原子に結合したアルコールと,芳香環の炭素原子に結合したフェノールに分類される.ヒドロ…
ロイコ化合物 ロイコカゴウブツ leuco compound
- 化学辞典 第2版
- ロイコ(leuco-)は,“無色”または“白色”を意味するギリシア語に由来する接頭語.有色の有機化合物から還元によって導かれる無色または淡色の化合物を…
香気化合物
- 栄養・生化学辞典
- →アロマ化合物
高分子化合物
- 栄養・生化学辞典
- (1) 分子量の大きい化合物,(2) →ポリマー
りょうせい‐かごうぶつ〔リヤウセイクワガフブツ〕【両性化合物】
- デジタル大辞泉
- 酸に対しては塩基、塩基に対しては酸として働く性質をもつ化合物。アミノ酸・たんぱく質など。
飽和化合物【ほうわかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 有機化合物のうち,炭素間の結合がすべて一重結合からなり,不飽和結合(二重結合,三重結合)を含まないものをいう。→不飽和化合物
アゾ化合物 あぞかごうぶつ azo compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アゾ基-N=N-をもつ有機化合物R-N=N-R'をいう。RおよびR'は炭化水素基で、脂肪族、芳香族のいずれでもよい。アゾ基が優れた発色団であるため黄色、橙(…
アミン(化合物) あみん amine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アンモニアNH3の水素原子を炭化水素残基R(アルキル基あるいはアリール基)で置換した化合物の総称。置換した基の数によって第一級アミンR-NH2、第二…
ニトロ化合物 にとろかごうぶつ nitro compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 狭義にはC-ニトロ化合物R-NO2(Rはアルキル、アリールなどの炭化水素基)をさし、広義にはC-ニトロ化合物のほかに、N-ニトロ化合物(ニトロアミン)…
さくかごうぶつ【錯化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
リウコ化合物 リウコかごうぶつ leuco compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- リュウコまたはロイコ化合物ともいう。リウコは無色,白色を意味するギリシア語に由来する接頭語。有色の化合物から,還元などによって導かれる無色…
飽和化合物 ほうわかごうぶつ saturated compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有機化合物のうち,分子内に炭素原子間の多重結合を有しない化合物。炭化水素ではアルカン,シクロアルカンが飽和化合物である。またケトン,ニトリ…
極性化合物 きょくせいかごうぶつ polar compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 分子が電気的極性をもつ化合物。イオン結合で結合している化合物は顕著な極性化合物である。共有結合化合物でも,分子中の正負の電荷の重心が一致し…
高次化合物 こうじかごうぶつ compound of higher order
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一次化合物 (普通の意味での原子価を飽和して形成されている分子) の間でさらに結合を生じて生成された化合物。 [Co(NH3)6]Cl3 などの金属錯塩で配位…
錯化合物【さくかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 一つの原子またはイオン(金属または金属類似元素であることが多い)を中心原子として,そのまわりの空間に立体的に配位子が配位した一つの原子集団…
ニトロ‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【ニトロ化合物】
- デジタル大辞泉
- ニトロ基をもつ化合物の総称。特に有機化合物をいい、ニトロベンゼン・ニトログリセリンなど、染料や爆薬として重要なものが多い。
アロマ化合物
- 栄養・生化学辞典
- 香りの本体である化合物,すなわち嗅覚で香りであると受容される物質.
カルボニル化合物
- 栄養・生化学辞典
- カルボニル基(-CO-)を含む化合物の総称.
キラル化合物
- 栄養・生化学辞典
- 実像と鏡像を重ねあわせることのできない性質をキラルといい,その性質をもつ化合物同士をキラル化合物という.
りゅーこかごうぶつ【リューコ化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
炭素化合物 たんそかごうぶつ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
しあんかごうぶつ【シアン化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
無機化合物 むきかごうぶつ inorganic compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有機化合物を除くすべての化合物のこと。言い換えれば,炭素を含まない化合物と,炭酸塩のような簡単な炭素化合物の総称である。しかし無機化合物に…
ゆうき‐かごうぶつ(イウキクヮガフブツ)【有機化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 炭素を含む化合物の総称。ただし、炭素の酸化物、硫化物、炭酸塩、シアン化物などは習慣上無機化合物として扱う。古くは生物体を構成する…
グラファイト化合物 グラファイトカゴウブツ graphite compound
- 化学辞典 第2版
- 黒鉛(graphite)は,Cの二次元ポリマー層が平行に重なった構造であるが,その層間に各種のイオン,原子,分子が入ってできた化合物のこと.次の2種類…
スピロ化合物 すぴろかごうぶつ spiro-compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 2個の環が1個の原子(sp3混成原子)を共有して結び付いている脂環式化合物の総称。スピランspiraneともいう。炭素環をもつもの、複素環をもつものが…
錯化合物 さくかごうぶつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →錯体
カルボニル化合物 かるぼにるかごうぶつ carbonyl compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- (1)2価の基であるカルボニル基=Oをもつ化合物。カルボニル基をもつ化合物としてはアルデヒド、ケトン、カルボン酸、酸塩化物、酸臭化物、カルボン酸…
アクア化合物 あくあかごうぶつ aqua compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アンモノ化合物に対する語。化合物を分類するのに、酸素の化合物をすべて水の誘導体として考え、この名称が生じた。[中原勝儼][参照項目] | アンモ…