アテネのがくどう〔‐のガクダウ〕【アテネの学堂】
- デジタル大辞泉
- 《原題、〈イタリア〉Scuola di Atene》ラファエロ作のフレスコ画。バチカン宮殿内の「署名の間」の壁に描かれた。議論を交わすプラトンやアリストテ…
シンプリキオス Simplikios
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 530年頃活躍したギリシアの哲学者。アンモニオスやダマスキオスに学び新プラトン主義を奉じた。ユスチニアヌス帝によるアテネのアカデメイア閉鎖後 (…
アーネスト バーカー Ernest Barker
- 20世紀西洋人名事典
- 1874.9.23 - 1960.2.17 英国の政治学者。 元・ロンドン大学キングズ・カレッジ学長,元・コローヌ大学教授。 1920年ロンドン大学キングズ・カレッジ…
ホモ‐ポリティクス(〈ラテン〉Homo politicus)
- デジタル大辞泉
- 政治的人間。言語による対話・説得・交渉など、政治的才能に優れた人。政治的駆け引きにたけた人間。アリストテレスが、「人間らしい人間はポリス(…
ストラトン すとらとん Stratōn (?―前270/268ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ランプサコス出身の古代ギリシアのペリパトス学派の哲学者で、18年間その学派の指導者であった。自然学方面でアリストテレスの説に根本的変更を加え…
イスラム哲学 イスラムてつがく Islamic philosophy; al-falsafah al-islāmīyah
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 9世紀から 12世紀にかけて全盛を誇ったアラブ・イスラム世界の哲学。ギリシア哲学をイスラム世界へ移植し,新プラトン主義やなかんずくアリストテレ…
トマス‐アクィナス(Thomas Aquinas)
- デジタル大辞泉
- [1225ころ~1274]イタリアの哲学者・神学者。ドミニコ会修道士。アルベルトゥス=マグヌスに師事。キリスト教とアリストテレス哲学を総合し、スコ…
しつりょう‐いん(シツレウ‥)【質料因】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ラテン語] causa materialis の訳語 ) アリストテレスによる四原因の一つ。生成、変化の素材、原料となるもの。たとえば建築における…
リュケイオン Lykeion
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前4世紀アリストテレスがアテネ郊外に建てた学園歩廊(ペリパトス)があったことから,彼の学派をペリパトス(逍遥)学派という。6世紀東ローマ皇…
第二質料 だいにしつりょう eschatē hylē; materia secunda
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アリストテレスの用語。第一質料に対して,すでになんらかの形相によって限定されている質料で,具体的個物にとって最後のもの esckatosをいう。第二…
イブン‐シーナー(Ibn Sīnā)
- デジタル大辞泉
- [980~1037]中央アジア出身のイスラム哲学者・医学者。アリストテレスを研究。「治癒の書」「医学典範」を著し、中世ヨーロッパに大きな影響を及ぼ…
演繹法(えんえきほう) Deduction
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 既知の事実や一般的原理から,論理的に正しい推論によって必然的結論を導く思考方法。演繹の論理の体系化はアリストテレスに始まるが,近世では特に…
もくてき‐いん【目的因】
- デジタル大辞泉
- アリストテレスの説いた四原因の一。事物が何のために存在するか、行為が何のためになされるかを示す目的が、その事物の存在やその行為を理由づける…
テオフラストス(Theophrastos)
- デジタル大辞泉
- [前373ころ~前287ころ]古代ギリシャの哲学者。アリストテレスを継ぎ、その学校リュケイオンの学頭となった。また、植物学の祖とされる。著「形而…
アイステシス aisthēsis
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 感覚,知覚。五感のほか,快苦,欲求,恐れなどの感情をも含み,思惟と対立する体験の大部分を意味する。アリストテレスの『デ・アニマ』に詳しい。…
アリストテレス
- 百科事典マイペディア
- 古代ギリシアの哲学者。マケドニア王の侍医ニコマコスの子としてスタゲイラに生まれる。前367年アテナイに出てアカデメイアに入り,プラトンに学んだ…
クラテス Kratēs; Crates
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前5世紀中頃のギリシアの古喜劇作者。アリストテレスが「従来の風刺による個人攻撃をやめ,一般的な筋をもつ喜劇を書きはじめた最初の劇作家」と言及…
ポンポナッツィ Pietro Pomponazzi 生没年:1462-1525
- 改訂新版 世界大百科事典
- ルネサンス・イタリアのアリストテレス学派の代表的哲学者。パドバ大学で哲学,医学を修め,パドバ(1487-1509),ボローニャ(1512-25)両大学で哲…
ゲルソニデス Gersonides
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1288. バニョール[没]1344頃フランスのユダヤ思想家,聖書学者。 Levi ben Gershonともいう。哲学においては,マイモニデスにならって,アリスト…
ギリシア哲学 ギリシアてつがく philosophia Graeca; Greek philosophy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前6世紀イオニアのミレトスに起ったといわれるギリシア哲学はギリシア古典期とヘレニズム時代に大別され,さらに前者はソクラテス以前とアテネの哲学…
ポルフュリオス(Porphyrios)
- デジタル大辞泉
- [232ころ~304ころ]新プラトン学派の哲学者。シリアの生まれ。プロティノスの弟子で、師の思想の普及に努めた。また、著「アリストテレスのカテゴ…
プルタルコス[アテネ] Ploutarchos of Athens
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]431/432ギリシアの哲学者。アテネのプラトン派の指導者。プロクロスの師。プラトンの多くの著作およびアリストテレスの『霊魂論』の注釈を…
うんどう‐ざんこう〔‐ザンカウ〕【運動残効】
- デジタル大辞泉
- 一定方向に運動する対象をしばらく凝視したのちに静止した対象を見ると、最初に見続けたものの動きと反対に動いているように見える現象。アリストテ…
マイモニデス
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Mimonides ) 中世のユダヤ人神学者、哲学者、医師。アリストテレスの哲学によってユダヤ教神学の合理的基礎づけを試みた。主著「迷える人々の手引…
けいじじょう‐がく〔ケイジジヤウ‐〕【形×而上学】
- デジタル大辞泉
- 《metaphysics自然学のあとの(〈ギリシャ〉ta meta ta physika)書の意。後世、ロードスのアンドロニコスがアリストテレスの著作編集に際して採った…
カタルシス katharsis
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシア語で「排泄」「浄化」の意。哲学と徳による魂のカタルシスを語ったプラトンの用法などもあるが,一般には悲劇の効果は恐れと憐れみによるカ…
せいじ‐がく(セイヂ‥)【政治学・政事ジ学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 政治現象の本質について体系的に解明する学問。古代ギリシアのアリストテレスに始まるが、マキアベリやホッブズにより近代政治学が確立。…
ないざい‐いん【内在因】
- デジタル大辞泉
- 事物の内部から作用して、その運動・変化を引き起こす原因。アリストテレス哲学において、生物などの運動・変化の説明に用いられた。汎神論では、神…
神学 しんがく theologia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 神学の語源,ギリシア語の theologiaは,プラトン,アリストテレス以前は神々の物語であり,アリストテレスでは epistēmē theologikē (神学) の学 ep…
けい‐そう〔‐サウ〕【形相】
- デジタル大辞泉
- 1 外から見た姿や形。ぎょうそう。2 《〈ギリシャ〉eidos》アリストテレス哲学では、事物の可能態としての質料しつりょうを限定して現実的なものた…
ファーラービー al-Fārābī
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 870~950トルコ系ムスリムの哲学者。ラテン名はアルファラビウス。新プラトン派の影響のもとに,アリストテレスの哲学を研究し,ほかに政治理論,数…
プラクシス
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ギリシア語] praksis ) 実践。行動。行為。対象に働きかける態度。アリストテレスでは、テオーリア(観念)、ポイエーシス(制作、創…
アリストテレス Aristoteles[ギリシア],Aristotle[英]
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前384~前322プラトンと並ぶギリシアの大哲学者。その学識は経済,政治,歴史,倫理,心理,論理,美学,生物学に及ぶ比類なき大学者でもある。アカ…
アリストテレス(Aristotelēs)
- デジタル大辞泉
- [前384~前322]古代ギリシャの哲学者。プラトンの弟子。プラトンがイデアを超越的実在と説いたのに対し、それを現実在に形相として内在するものと…
カロジェロ Calogero, Guido
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1904.12.4. ローマ[没]1986.4.18. ローマイタリアの哲学者,哲学史家。ピサ大学哲学史教授。 G.ジェンティーレの系統をひきながらも,彼に残存す…
アリストテレス Aristoteles
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前384〜前322古代ギリシアの哲学者マケドニアに生まれ,アテネのアカデメイアでプラトンに学び,少年時代のアレクサンドロス大王を教育した。その後…
竹内 敏雄 タケウチ トシオ
- 20世紀日本人名事典
- 昭和期の美学者 東京大学名誉教授。 生年明治38(1905)年7月11日 没年昭和57(1982)年12月12日 出生地愛知県豊橋市 学歴〔年〕東京大学大学院美学芸…
ボエティウス ぼえてぃうす Anicius Manlius Severinus Boethius (480ころ―524ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ローマ末期の哲学者。ローマのキリスト教徒名門の出で、東ゴート王テオドリックの下で執政官、元老院議長、宰相などの要職についたが、ビザンテ…
ヒッポダモス[ミレトス] Hippodamos of Miletus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前5世紀に活躍したギリシアの政治理論家,建築家。アリストテレスによればミレトス生れで,碁盤目状の都市区画を創案したという。港湾都市ピレウス,…
アヴェロエス
- 小学館 和伊中辞典 2版
- Averroè(男)(1126‐1198;スペイン生まれのアラビア哲学者,医学者,アリストテレスの注釈家.本名はイブン・ルシュドIbn Rushd) ◇アヴェロエス主義…
キリスト教哲学 キリストきょうてつがく Christian philosophy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 普通は教父哲学 (2~8世紀末) からスコラ哲学 (9世紀初~15世紀末) までを意味し,中世哲学の主流をなすが,より広義にはキリスト教信仰を背景とした…
デュナミス
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ギリシア語] dynamis ) アリストテレスの用語。既に何かになった現実態(エネルゲイア)に対して、何かになりうる状態、つまり可能態…
ホラティウス
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Quintus Horatius Flaccus クイントゥス━フラックス ) 古代ローマの詩人。その「詩論」はアリストテレスの「詩学」とともに後世に大きな影響を与え…
フィリア philia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「愛」「友情」「親愛」を意味するギリシア語。アリストテレスの倫理学において特に強調される愛の形式で,共通の価値や目標を核として成立し,法律…
アリストテレス Aristotelēs 生没年:前384-前322
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 生涯 著作 思想 後世への影響古代ギリシアの哲学者。〈万学の祖〉と呼ばれるように数々の分野で後世に大きな影響を与えた。生涯北…
生成 せいせい becoming; devenir; Werden
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 広義には存在者におけるあらゆる変化をさし,狭義には消滅と対立して存在者の存在もしくは存在形式,様態などの発生を意味する。存在と生成の関係は…
ないざい‐いん【内在因】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 事物の内部から作用して、その運動・変化を引き起こす原因。アリストテレス哲学において、生物などの運動・変化の説明に用いられた。汎神…
ビュリダン(Jean Buridan)
- デジタル大辞泉
- [1300ころ~1358ころ]フランスのスコラ哲学者。パリ大学総長。オッカムの弟子で、アリストテレスについての講義録を多数残した。力学においてイン…
ファーラービー al-Fārābī, Muḥammad ibn Muḥammad ibn Tarkhān Abū Naṣr
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]872頃.トルキスタン[没]950頃.ダマスカス近郊中央アジア生まれのイスラム哲学者。ラテン名アルファラビウス Alfarabius。ホラーサーンとバグダー…
ライシアム Lyceum
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- もともとは,前 335年にアテネのアポロン神殿に捧げられた森の中にアリストテレスが設立した学校。アリストテレスには森の中を散策しながら生徒たち…