てんぽうりんいん【転法輪印】
- 改訂新版 世界大百科事典
転法輪 てんぼうりん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 「教え(法)の輪を転ずること」の意で、ブッダ(仏)の説法をさす。統治の輪を転ずる聖なる理想的君主(転輪聖王(てんりんじょうおう))が全世界を…
てんぼうりん【転法輪】
- 改訂新版 世界大百科事典
てん‐ぼうりん〔‐ボフリン〕【転法輪】
- デジタル大辞泉
- 仏が教えを説くこと。説法。法輪は仏の教えを転輪王の武器である輪宝になぞらえたもので、転は説くこと。
てん‐ぼうりん(‥ボフリン)【転法輪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。仏の説法をいう。仏の説法が煩悩や誤った考えを破砕することを、転輪王が輪宝をもって敵を降伏させるのにたとえて、法輪といい、転…
転法輪 てんぼうりん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 法輪を転じること。転梵輪ともいう。釈尊が説法して人々の迷いを砕くことを,戦車が進んでいって敵を破ることにたとえたもの。現在のインドの国旗に…
サールナート
- 百科事典マイペディア
- インド北東部,ウッタル・プラデーシュ州にある仏跡地。釈迦が初めて仏法を説いた鹿野苑(ろくやおん)に当たる。仏塔や僧院が多く造営され,四大仏跡…
印契【いんげい】
- 百科事典マイペディア
- 印相(いんぞう)とも。密教の作法で,手と指を組み合わせて印を結び,諸仏・菩薩(ぼさつ)の悟りを行者の身に表示するもの。普通は法衣の下で行う。仏…
てんぼうりん‐どう(テンボフリンダウ)【転法輪堂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。説法の堂。[初出の実例]「像法の転ずる時、医王善逝の化現か、又転法輪堂(テンホウリンダウ)、釈迦如来の説法かとあやまたる」(出…
しょてんぼうりん【初転法輪】
- 改訂新版 世界大百科事典
転法輪 奏 テンポウリン ススム
- 20世紀日本人名事典
- 昭和・平成期の実業家 元・大阪商船三井船舶社長。 生年昭和4(1929)年9月14日 没年平成10(1998)年10月3日 出生地三重県四日市市 学歴〔年〕東京大…
転法輪奏 (てんぽうりん-すすむ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1929-1998 昭和後期-平成時代の経営者。昭和4年9月14日生まれ。昭和27年大阪商船(現大阪商船三井船舶)に入社。企画部長などをへて,56年取締役。平…
てんぽうりんじ【転法輪寺】
- 改訂新版 世界大百科事典
転法輪寺てんぽうりんじ
- 日本歴史地名大系
- 鳥取県:東伯郡東伯町別所村転法輪寺[現]東伯町別宮別宮(べつみや)集落西の山麓にある。湯谷山と号し天台宗。本尊は空也像。俗に別所(べつしよ…
転法輪寺てんぽうりんじ
- 日本歴史地名大系
- 奈良県:五條市犬飼村転法輪寺[現]五條市犬飼町犬飼(いぬかい)集落西部に所在。犬飼山遍照(へんしよう)院と号し、高野山真言宗。俗に犬飼寺と…
てんぽうりんしょう【《転法輪鈔》】
- 改訂新版 世界大百科事典
てん‐みょうほうりん(‥メウホフリン)【転妙法輪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =てんぼうりん(転法輪)[初出の実例]「夢中にあらざれば諸仏出世し転妙法輪することなし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)夢中説夢)
印契 いんげい mudrā
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 手ぶりや手指の組合せによって仏菩薩の種類や特徴を示したもの。印,印相ともいう。もとは釈尊のある特定の行為の説明的身ぶりから生れたものであっ…
法輪 ほうりん
- 日中辞典 第3版
- 〈仏教〉法轮fǎlún,佛法fófǎ.
てんぼうりん【転法輪】 の 相((そう))
- 精選版 日本国語大辞典
- 釈迦の八相成道の第七番目の相。成道の後五〇年間、仏法を説き衆生を済度するすがたを示したことをいう。[初出の実例]「三間四面の輪蔵には、転法輪(…
きんらん‐え【金襴衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 金襴で仕立てた袈裟(けさ)。金襴の袈裟。[初出の実例]「たとひ金襴衣なりとも、仏祖すでに拈来すれば仏法輪なり」(出典:正法眼蔵(1231‐…
不退寺
- デジタル大辞泉プラス
- 奈良県奈良市にある真言律宗の寺院、金龍山不退転法輪寺の通称。寺伝では847年、在原業平自身が刻んだ聖観音像を本尊として開基したとされ、業平寺と…
法輪 (ほうりん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 仏教で,釈迦の説いた教え(法)を車輪にたとえて呼んだもの。後には,法(仏教)もしくは仏(釈迦)そのものの象徴としても用いられるようになった…
ほう‐りん〔ホフ‐〕【法輪】
- デジタル大辞泉
- 《〈梵〉dharma-cakraの訳》仏語。仏の教え。仏法が人間の迷いや悪を打ち破り追い払うのを、古代インドの戦車のような武器(輪)にたとえていったも…
法輪【ほうりん】
- 百科事典マイペディア
- 釈迦の説いた法が人間の迷いや悪を打ち破り,駆逐するさまを,転輪聖王(全インドを統一するとされる伝説上の王)の宝輪にたとえ,舵輪(だりん)状の…
金剛山転法輪寺こんごうさんてんぽうりんじ
- 日本歴史地名大系
- 奈良県:御所市高天村金剛山転法輪寺[現]御所市大字高天金剛山の葛木(かつらぎ)岳山頂西方に所在する。真言宗醍醐派。本尊法起菩薩。古名は一乗…
てんぽうりんさんじょうけ【転法輪三条家】
- 改訂新版 世界大百科事典
釈迦八相図 しゃかはっそうず
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 八相成道図ともいう。釈迦の生涯 (仏伝) 中の8つの重要な事件,すなわち八相を図絵した仏伝図の一種。ことに誕生,成道,初転法輪 (→転法輪 ) ,入涅…
ほうりん【法輪】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- ⇒ぶっぽう(仏法)
ほう‐りん(ホフ‥)【法輪】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( [梵語] dharma-cakra の訳。「輪」はインド古代の武器で、仏の説く正法が邪見を破り悪をくじいて、世に広く伝わるのをたとえたも…
法輪 ほうりん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
五条乙前
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:承安1?(1171) 生年:生年不詳 平安末期の傀儡女。没年については諸説あるが,後白河上皇の出家(1169)以降であることは明白。『転法輪鈔』に依る…
しゃか‐はっそう〔‐ハツサウ〕【▽釈×迦八相】
- デジタル大辞泉
- 釈迦がこの世に出現して示した8種の相。降兜率ごうとそつ・入胎(托胎)・出胎・出家・降魔ごうま・成道じょうどう・転法輪・入滅。八相。八相成道。
山越阿弥陀図 (やまごえあみだず)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 山の端の稜線の向こう側に阿弥陀如来がその上半身をあらわす,という自然の景物と阿弥陀来迎(らいごう)の幻想が交錯する特殊な〈来迎図〉。代表作…
しゃか‐はっそう(‥ハッサウ)【釈迦八相】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 釈迦が衆生を救うためにこの世で示した八種の相。すなわち、降兜率・入胎・出胎・出家・降魔(または住胎)・成道・転法輪・入滅の八相成…
古布郷こうごう
- 日本歴史地名大系
- 鳥取県:伯耆国八橋郡古布郷「和名抄」東急本は「古布」、高山寺本は「古市」と記し、ともに訓を欠く。現東伯(とうはく)町古長の古布地(ふるなが…
金剛山(奈良県) こんごうさん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 「こんごうせん」ともいう。奈良県中西部、御所(ごせ)市にある山。標高1125メートル。奈良県と大阪府の境界をなす金剛山地の主峰で、片状花崗(かこう…
ふたい‐じ【不退寺】
- デジタル大辞泉
- 奈良市法蓮町にある真言律宗の寺。山号は、金竜山。正しくは不退転法輪寺。平城天皇の萱かやの御所を、承和14年(847)孫の在原業平が寺にしたという…
そう‐りょう(サウレウ)【想料・想量リャウ】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 思いやること。おしはかること。[初出の実例]「想料すらくは、玄沙おろかに転法輪は説法輪ならんと会取せるか」(出典:正法眼蔵(1231‐53…
佐野厄除大師
- デジタル大辞泉プラス
- 栃木県佐野市にある寺院。天台宗。944年、宥尊上人による開創と伝わる。本尊は如意輪観音、元三大師(がんざんだいし)。厄除け、方位除けで知られる。…
りょう‐せつ(リャウ‥)【両説】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 二つの説。二つの対立した論説。[初出の実例]「首楞厳経一部十軸、あるひはこれを偽経といふ、あるひは偽経にあらずといふ。両説すでに往…
ぎ‐きょう(‥キャウ)【偽経】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 偽作された経典。[初出の実例]「首楞厳経一部十軸、あるひはこれを偽経といふ、あるひは偽経にあらずといふ」(出典:正法眼蔵(1231‐53)…
はらなし【波羅奈斯・波羅痆斯】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( [梵語] Bārāṇasī ) 古代インドの国で、いまのバラナシ市に当たる。バルナー河の南西に位置し、交通・商工業の中心として栄えた。近くに釈尊の初転…
清華家 せいがけ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 華族 (かしょく) ,英雄家ともいう。公家の名門。摂関家に次ぎ,太政大臣を極官とし,大臣,大将を兼ねる家。久我 (こが) ,花山院,転法輪三条,西…
鹿野苑 (ろくやおん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代インド,カーシー国にあった園林で,釈迦が悟りをひらいた後,初めて説法(初転法輪)を行った場所。サンスクリットのムリガダーバMṛgadāva(パ…
とく‐やく【得益】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「やく」は「益」の呉音 ) 仏語。利益(りやく)を得ること。[初出の実例]「仏祖は身心の所通、みな脱落なり、説法なり、有言説なり、転…
西塔【さいとう】
- 百科事典マイペディア
- 延暦寺を形成する三塔の一つ。根本中堂をもつ東塔の北側にあり,中心に釈迦堂(転法輪堂),法華堂・常行堂(回廊で連なり,にない堂とも),相輪【…
不退寺 ふたいじ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 奈良市法蓮寺町にある真言律宗の寺。正式名は不退転法輪寺,通称は在原寺,業平寺。以前は萱御所と称された平城天皇の離宮であったが,承和 14 (847)…
法輪寺ほうりんじ
- 日本歴史地名大系
- 徳島県:板野郡土成町土成村法輪寺[現]土成町土成阿讃(あさん)山脈と吉野川の中間の平地にあり、田中(たなか)の法輪寺と称する。正覚山菩提院…
法輪寺ほうりんじ
- 日本歴史地名大系
- 兵庫県:姫路市旧飾磨郡地区井口村法輪寺[現]姫路市井ノ口荒川(あらかわ)小学校の北に位置する臨済宗妙心寺派寺院。山号は仏日山。本尊薬師如来…