其処此処(読み)ソコココ

デジタル大辞泉 「其処此処」の意味・読み・例文・類語

そこ‐ここ【××処】

[代]指示代名詞
あちこち。いたるところ。「車が其処此処で立ち往生している」
そのところと、このところ。
天離あまざかひなにしあれば―も同じ心そ」〈・四一八九〉
[類語]所所ところどころ所所しょしょそちこちあちこちそこかしこここかしこあちらこちらおちこち点点方方諸方各地各所随所何やかやどうこうそうこうあれこれとかくとこう何かと何かといえば何かにつけ何くれ何くれとなくかれこれなんだかんだなんのかのどうのこうのああだこうだあれやこれやとざまこうざま

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「其処此処」の意味・読み・例文・類語

そこ‐ここ【其処此処】

〘代名〙 他称。
① そのところとこのところ。
万葉(8C後)一九・四一八九「天離(ざか)る 夷(ひな)としあれば 彼所此間(そこここ)も 同じ心ぞ」
② あちらこちら。あちこち。
※雑俳・柳多留‐二二(1788)「そこ爰をおさへて女馬にのり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android