どうのこうの(読み)ドウノコウノ

デジタル大辞泉 「どうのこうの」の意味・読み・例文・類語

どうの‐こうの〔‐かうの〕

[副]いろいろ言い立てるさま。なんのかの。どうこう。「どうのこうの言ってもはじまらない」
[類語]何やかやどうこうそうこうあれこれとかくとこうあちこち何かと何かといえば何かにつけ何くれ何くれとなくかれこれなんだかんだなんのかのそこここああだこうだあれやこれやぶうぶうとやかく減らず口愚痴る愚痴をこぼすぼやくこぼすごねるごてるくねるああ言えばこう言う御託を並べる言葉を返す異を唱えるけちを付けるとざまこうざま

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精選版 日本国語大辞典 「どうのこうの」の意味・読み・例文・類語

どうの‐こうの‥かうの

  1. 〘 副詞 〙 ( 副詞「どう」に助詞「の」が付いた「どうの」に、同様の構成の「こうの」が付いてできたもの ) なんやかや意見を並べたてるさま、また、あれこれと批判的な言辞を弄するさまを表わす語。何のかの。
    1. [初出の実例]「どうのかうのと顋(あご)聞いたらもくが破(わ)りょ」(出典浄瑠璃双蝶蝶曲輪日記(1749)五)
    2. 「しょせんここでどうのこうのといった所がつまらねへ」(出典:洒落本・廻覧奇談深淵情(1803)其次)

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