柳川[市](読み)やながわ

百科事典マイペディア 「柳川[市]」の意味・わかりやすい解説

柳川[市]【やながわ】

福岡県南部の市。1952年市制。筑後川河口左岸の三角州を占め,有明海に臨む。中心市街は立花藩の城下町として発達。筑紫(つくし)平野水田地帯の一部で,米作園芸作物イグサの栽培が盛ん。市街地にも水路縦横に走り,水郷風景で知られる。沿岸干拓地が広く,採貝と水産加工が盛んであるが,またノリの養殖も発展している。西鉄天神大牟田線が通じる。柳川温泉,松濤園(名勝),戸島氏庭園(名勝)などがあり,北原白秋生家と記念館がある。2005年3月山門郡大和町,三橋町を編入。77.15km2。7万1375人(2010)。
→関連項目棚倉藩

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