出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
動物組織を浸している細胞間液をいう。脊椎(せきつい)動物の血液の血漿(けっしょう)は、毛細血管よりしみ出して組織の細胞間を流れる組織液となり、各細胞に酸素と栄養を与え、排出物を運び去る。動物組織の各細胞と直接接して、物質のやりとりをするのは組織液であり、動物体の真の内部環境を形成している。組織液の大部分はリンパ管内に入ってリンパ液となり、血管系に戻される。むくみ(水腫(すいしゅ))は組織液が異常に停滞した状態である。無脊椎動物のうち開放血管系をもつものでは、血液(血(けつ)リンパともいう)は直接組織の間を流れ、血液と組織液を区別することが困難である。脊椎動物や高等な無脊椎動物では、組織液の組成をほぼ一定に保つ機構が発達し、ホメオスタシスの典型的な例とされる。
[村上 彰]
…細胞間液または組織液tissue fluidともいう。細胞外液の一部で,血漿と同様,種々の栄養物,電解質,ホルモン等を含む液体で細胞を直接とりまき,細胞の生活環境を形成しているもの。…
※「組織液」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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