舌怠い(読み)シタタルイ

デジタル大辞泉 「舌怠い」の意味・読み・例文・類語

した‐たる・い【舌怠い】

[形][文]したたる・し[ク]
物の言い方が甘えたような調子であるさま。したったるい。
女子学生一部流行はやる、あの稍々―・いような遊ばせ言葉も」〈広津和郎風雨強かるべし〉
舌の回りが悪く、話が聞き取りにくいさま。
徹夜よどおし三人で一斗五升飲んだという翌朝でも、物言いと―・く聞えるばかりで」〈啄木刑余叔父
物の言い方などがくどくどしているさま。
文士どのは―・い愚痴沢山な自惚やら楽屋落やら列べれば」〈魯庵社会百面相
[類語]舌もつれ舌もじり小舌たるい舌足らず口下手訥弁とつとつ口重口籠る話し下手口不調法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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