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γ線バースト ガンマせんバースト γ-ray burst

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

γ線バースト
ガンマせんバースト
γ-ray burst

1967年,核実験監視用衛星で偶然に発見された高エネルギー天体現象。短いもので 0.1秒,長いもので 100秒,平均して数秒間,爆発的にγ (ガンマ) 線が放射される。最近X線天文衛星「ぎんが」が強い磁場の存在を示すスペクトルの特徴をとらえた。

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デジタル大辞泉の解説

ガンマせん‐バースト【γ線バースト/ガンマ線バースト】

強力なγ線が極めて短時間で爆発的に放射される現象。1960年代から知られているが、その発生源、および発生機構は明らかになっていない。1990年代後半以降、観測精度が向上し、銀河系内ではなく宇宙の遠方で起きていることが判明。現在では、太陽の40倍以上という大質量の恒星が進化の最終段階で超新星爆発を起こす極超新星のほか、中性子星同士、または中性子星ブラックホールの衝突によって起こるという説が有力視されている。GRB(gamma-ray burst)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

γ線バースト
がんませんばーすと

宇宙空間にγ線が激しく大量に放射される天文現象。略号はGRB(gamma-ray burst)。1963年に核実験禁止条約を監視するために打ち上げられたベラという人工衛星が偶然発見した。10ミリ秒から1000秒まで続くγ線の放射が1日に数回観測され、X線や可視光による残光がある場合もある。1990年代より大気圏外のγ線観測衛星を使い、X線や可視光による残光を手掛りγ線バーストに対応した発光天体までの距離を測ると、それが非常に遠方(数十億光年)にあることがわかった。また、距離がわかったことで、その全放射エネルギーも膨大なものであることがつきとめられた。それほど遠くにあるのにγ線で光り輝くことから、γ線バーストの正体は宇宙でもっとも明るい爆発と考えられる。γ線バーストは発光時間が2秒以下の「短いγ線バースト」と2秒以上の「長いγ線バースト」に大別される。長いγ線バースト(明るいγ線バースト)は高速回転している超巨大星が爆発し、ブラック・ホールになるときに発光するのではないかと考えられている。また短いγ線バースト(暗いγ線バースト)は中性子星の連星系の合体または中性子星とブラック・ホールの合体によりブラック・ホールになるときにγ線バーストを出すと推定されている。[編集部]

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