アイス・ショー(読み)あいすしょー(英語表記)ice show

翻訳|ice show

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アイス・ショー」の意味・わかりやすい解説

アイス・ショー
あいすしょー
ice show

氷上で行われるショー。正規のフィギュアスケートを中心に、ジャズダンス民族舞踊から振付けした群舞を織り交ぜ、合間をコミカルな曲技や動物の演技などでつなぐ。1936年ごろアメリカで始まり、舞台のショー同様に、衣装装置音響、照明効果を交えて演出してみせたのはジョン・ハリスである。「ホリデー・オン・アイス」と称し、1938年にオリンピック優勝者のソニア・ヘニーSonja Henie(1912―1969)が参加、「銀盤女王」とうたわれ、人気を決定的にした。日本でも1951年(昭和26)東京の後楽園アイスパレスで紹介された。1978年には日本のアイス・ショー「ビバ・アイス・ワールド」が福原美和(みわ)、佐野稔(みのる)(ともに元オリンピック選手)などを中心に誕生した。

[石井恒男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android