銀盤(読み)ギンバン

デジタル大辞泉 「銀盤」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐ばん【銀盤】

銀製の皿や盆。
平らな氷の表面。特に、スケートリンク美称。「銀盤女王
銀葉ぎんよう2

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精選版 日本国語大辞典 「銀盤」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐ばん【銀盤】

〘名〙
① 銀製のさら。
※大観本謡曲・岩船(1466頃)「銀盤に玉をすゑて持ちたり」 〔白居易‐対火翫雪詩〕
② 香道の用具。香木や薫物をたく時に、その下に敷く金銀雲母小枝火敷(ひしき)。銀葉。また、それを聞香席(もんこうせき)で取り置きする、金属や貝で作った台座。銀葉盤。
※俳諧・毛吹草(1638)五「梅が香の銀盤(バン)なれや庭の雪〈望一〉」
③ 月。〔俳諧・俳諧新式(1698)〕
オリンポス果実(1940)〈田中英光〉五「澄みきった天心に、皎々たる銀盤が一つ、ぽかっと浮び」
④ 広範囲にはりつめた氷の面。スケートができるような氷面。また、スケートリンクの氷面のたとえ。
少年(1911)〈谷崎潤一郎〉「銀盤の上を玉あられの走るやうな〈略〉不思議な響きは」

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「銀盤」の解説

ぎんばん【銀盤】

富山日本酒。酒名は、昭和の初め、近くのスキー場の雪原朝日で一面照り輝き、その壮観にちなみ命名。米を28~35%まで精白して仕込む「超特撰 米の芯」はやや辛口の純米大吟醸酒。ほかに大吟醸酒、純米酒本醸造酒など。全国新酒鑑評会で多くの受賞実績がある。原料米は山田錦、五百万石など。仕込み水は黒部川扇状地の伏流水。蔵元の「銀盤酒造」は明治43年(1910)創業。所在地は黒部市荻生。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

普及版 字通 「銀盤」の読み・字形・画数・意味

【銀盤】ぎんばん

銀製の盤。

字通「銀」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル大辞泉プラス 「銀盤」の解説

銀盤

富山県、銀盤(ぎんばん)酒造株式会社の製造する日本酒。全国新酒鑑評会で金賞の受賞歴がある。

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