アシアナ航空(読み)アシアナこうくう(その他表記)Asiana Airlines, Inc.

共同通信ニュース用語解説 「アシアナ航空」の解説

アシアナ航空

1988年に創業。先行していた大韓航空の市場独占への懸念から第2の航空会社を求める声が高まったことが背景とされる。2019年の売上高は約6兆9千億ウォン(約6500億円)で韓国航空業界2位。国際線は21カ国64都市に74路線を就航している。格安航空会社(LCC)などとの競争激化により近年業績悪化。アシアナを傘下に持つ中堅財閥の錦湖クムホアシアナグループが19年に売却を決定した。(ソウル共同)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アシアナ航空」の意味・わかりやすい解説

アシアナ航空
アシアナこうくう
Asiana Airlines, Inc.

大韓民国(韓国)第2の航空会社。1988年に発足,2011年初の時点で国内 14ヵ所のほか,アジア,ヨーロッパオーストラリア中東,北アメリカの 21ヵ国 85都市以上へ乗り入れている。韓国政府が大韓航空に加えて第2の航空会社をつくるという方針を打ち出したことに始まり,当初はソウル・エア・インターナショナルという社名であった。2000年7月には韓国の航空会社として初めて,朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)のピョンヤンへ飛んでいる。機内サービスの質も高く,エアライン・オブ・ザ・イヤーなどさまざまな賞を獲得。保有機は 2011年春の時点で 70機。ほかに 6機のエアバスA380を含む 38機を発注している。

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