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大韓航空 だいかんこうくうKorean Air Lines; KAL

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大韓航空
だいかんこうくう
Korean Air Lines; KAL

大韓民国韓国)の航空会社。1948年国営会社として設立され,1969年韓進グループの傘下に入って民営となった。1972年ロサンゼルスへの定期旅客便の運航を開始して以来,長距離国際線にも進出するようになった。2011年初現在,国内 14都市,国外 37ヵ国 100都市以上を結ぶ定期航空会社となり,保有機は 130機以上。ほかに 10機のエアバスA380を含めて 50機以上を発注。なお大韓航空をめぐっては,1983年ニューヨークからアンカレジ経由でソウルに向かったボーイング747がサハリン沖の上空を飛行中にソビエト連邦の戦闘機によって撃墜され,乗っていた 269人全員が死亡した大韓航空機撃墜事件,1987年イラクから韓国へ向かったボーイング707がビルマ(ミャンマー)の南方海上で朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)の工作員によって爆破され,乗っていた 115人全員が死亡した大韓航空機爆破事件が起こっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大韓航空
だいかんこうくう
Korean Air Lines Co., Ltd.

韓国(大韓民国)最大の航空会社。略称KAL。前身は1948年設立のコリア・ナショナル・エアラインズKorea National Airlines(略称KNA)である。1950年、朝鮮戦争勃発(ぼっぱつ)で国防部に接収されたが、戦後の1954年に台湾経由香港(ホンコン)路線の運航を開始したのをはじめとして国際線を拡大していった。1962年にKNAが倒産したのを契機に、新たに国営の大韓航空公社が設立された。新会社はこれまでの路線を引き継ぎ、国内線の充実に努めた。1966年には韓国証券取引所に上場されたが、職員数、保有機種、路線など合理化が図れず経営危機に陥った。
 1969年、経営を立て直すため政府保有株式は中堅財閥韓進グループに譲渡され、同社は純民間企業として創立、韓進グループの趙重勲(ちょうじゅうくん/チョチュンフン)(1920―2002)が会長に就任した。大韓航空は海運業の韓進海運とともに空と海の交通を握る同グループの中核企業となった。1989年、国際航空運送協会(略称IATA(イアタ))に加入。2002年に設立された国際航空連合のスカイチーム創立メンバーである。
 日本へは、民営化した1969年(昭和44)に東京をはじめ3都市に就航した。2011年時点で、成田、関西など16空港に就航している。
 2009年時点で、保有機数126機、国内13都市、国外38か国104都市に就航。航空貨物輸送も盛んである。2008年の総資産は15兆8099億9100万ウォン、営業収入は10兆2126億ウォン。2009年時点での従業員数は約1万8600人。[上川孝夫]

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