共同通信ニュース用語解説 「大韓航空」の解説
大韓航空
1969年に財閥、
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1969年に財閥、
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韓国(大韓民国)最大の航空会社。略称KAL。前身は1948年設立のコリア・ナショナル・エアラインズKorea National Airlines(略称KNA)である。1950年、朝鮮戦争勃発(ぼっぱつ)で国防部に接収されたが、戦後の1954年に台湾経由香港(ホンコン)路線の運航を開始したのをはじめとして国際線を拡大していった。1962年にKNAが倒産したのを契機に、新たに国営の大韓航空公社が設立された。新会社はこれまでの路線を引き継ぎ、国内線の充実に努めた。1966年には韓国証券取引所に上場されたが、職員数、保有機種、路線など合理化が図れず経営危機に陥った。
1969年、経営を立て直すため政府保有株式は中堅財閥韓進グループに譲渡され、同社は純民間企業として創立、韓進グループの趙重勲(ちょうじゅうくん/チョチュンフン)(1920―2002)が会長に就任した。大韓航空は海運業の韓進海運とともに空と海の交通を握る同グループの中核企業となった。1989年、国際航空運送協会(略称IATA(イアタ))に加入。2002年に設立された国際航空連合のスカイチーム創立メンバーである。
日本へは、民営化した1969年(昭和44)に東京をはじめ3都市に就航した。2011年時点で、成田、関西など16空港に就航している。
2009年時点で、保有機数126機、国内13都市、国外38か国104都市に就航。航空貨物輸送も盛んである。2008年の総資産は15兆8099億9100万ウォン、営業収入は10兆2126億ウォン。2009年時点での従業員数は約1万8600人。
[上川孝夫]
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