ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルベルツス」の意味・わかりやすい解説
アルベルツス
Albertus
アルベルツス
Albertus de Saxonia
[没]1390. ハルバーシュタット
オッカム主義哲学者,自然学者。ドイツ名 Albert von Sachsen (Helmstadt,Rickmersdorf)。アルベルツス・マグヌスに対し小アルベルツス Albertus Parvusと呼ばれる。パリで学び,1357年パリ大学学長。 1365年ウィーン大学初代学長。 1366年ハルバーシュタット司教。ビュリダンの推力 impetusの概念を天体運動に適用し,容積の中心と重心の区別に基づく重力理論や落体速度の理論に新境地を開き,レオナルド,カルダーノ,パリシイの先駆をなした。彼の理論の直接の先達は N.オレームである。
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