改訂新版 世界大百科事典 「イムジチ室内合奏団」の意味・わかりやすい解説 イ・ムジチ室内合奏団 (イムジチしつないがっそうだん)I Musici 1952年ローマのサンタ・チェチリア音楽院出身の楽人によって結成された室内合奏団。演奏は明るい音色と新鮮な表現に満ち,とくにビバルディの《四季》の演奏はビバルディの再評価とともにバロック音楽の今日の流行の先駆をなした。同楽団は指揮者をおかずコンサートマスターを中心に演奏が行われるが,その初代はスペイン出身のアーヨFelix Ayo(1933- )で,68年退団するまで同楽団の発展に尽くした。主にバロック音楽をレパートリーとしているが,モーツァルトなどの古典派の作品も手がけている。1963年に初来日。執筆者:西原 稔 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「イムジチ室内合奏団」の意味・わかりやすい解説 イ・ムジチ室内合奏団【イムジチしつないがっそうだん】 イタリアの室内合奏団(弦楽器のみ)。F.アーヨらサンタ・チェチリア音楽院(ローマ)の卒業生12名によって1952年に結成された。イ・ムジチI Musiciはイタリア語で〈音楽家たち〉の意。指揮者はおかず,ビバルディなどイタリアのバロック音楽をレパートリーの中心に人気を得ている。〈古楽〉演奏の潮流が本格化する以前のロマン派的解釈を代表する団体。1963年に初来日。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by