インガルデン(その他表記)Ingarden, Roman

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インガルデン」の意味・わかりやすい解説

インガルデン
Ingarden, Roman

[生]1893.2.5. クラクフ
[没]1970.6.14. クラクフ
ポーランドの哲学者,美学者。 E.フッサールの弟子として現象学から出発,芸術作品の実体論的考究を進めて独自の美学,文学論を展開した。主著『世界の存在についての議論』 Spór o istnienie świata (1947~48) ,『審美学』 Studia z estetyki (57~58) ,『文学作品について』O dziele literackim (60) ,『論理学の哲学的基礎及び言語の理論より』Z teorii jεzyka i filozoficznych podstaw logiki (72) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「インガルデン」の意味・わかりやすい解説

インガルデン
いんがるでん
Roman Ingarden
(1893―1970)

ポーランドの哲学者、文芸理論家。ポーランド現象論的哲学の代表。フッサールの弟子。第二次世界大戦後クラクフの大学で教鞭(きょうべん)をとったが、1950年代前半に観念論者という理由で追放され、その後復帰。ドイツ現象学とポーランド分析哲学を受け、独自の存在論を展開。主著に『文学的芸術作品』(1931、邦訳1982)、『世界の実存に関する論争』(1947~1948)など。

[千野栄一 2015年11月17日]

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