うつうつ(読み)ウツウツ

デジタル大辞泉 「うつうつ」の意味・読み・例文・類語

うつ‐うつ

[副]半ば眠り、半ば目覚めているさま。夢うつつのさま。うとうと。うつらうつら。
「また―となって来ると、このまま気が遠くなって死んでしまうのかも知れない」〈大仏・帰郷〉
[類語]ぐうぐうぐっすり昏昏ぐうすかすうすうすやすやうつらうつらうとうとこっくりこっくりこくりこっくりとろとろとろんとろり夢うつつ夢心地

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精選版 日本国語大辞典 「うつうつ」の意味・読み・例文・類語

うつ‐うつ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴っても用いる ) なかば眠り、なかばさめているさま。夢うつつのさま。うとうと。うつらうつら。
    1. [初出の実例]「我が寤寐之間うつうつとして、何人の家にやらんいくぞ」(出典:四河入海(17C前)六)
    2. 「国野の肱を枕にしてウツウツ睡るを見て」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下)

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普及版 字通 「うつうつ」の読み・字形・画数・意味

】うつうつ

心が結ぼれる。鬱鬱。〔後漢書、仲長統伝〕(昌言理乱)彼のたる、皆匈(胸)に詈(ののし)り腹に詛(のろ)ひ、我のらざらんことを幸(ねが)ふ。

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