ぐうぐう

精選版 日本国語大辞典 「ぐうぐう」の意味・読み・例文・類語

ぐう‐ぐう

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
勢い調子がいいさまを表わす語。ぐいぐい。
※松翁道話(1814‐46)二「誉むる事を先にして、善事を引きあげてやると、人柄がぐうぐうとあがる」
② 腹のすいた時、物を飲む時などに、のどや腹が鳴るさま、また、動物の鳴き声を表わす語。
四河入海(17C前)一八「饑饉なる程に食物なし。さる程に徐州の民ども飢火焼腸ぐうぐうとなりて」
歌舞伎お染久松色読販(1813)中幕「さ、あの男猫がぐうぐうぐうぐうと、喉(のど)を鳴らせば」
いびきをたてる音を表わす語。熟睡するさまなどにいう。
鹿狩(1898)〈国木田独歩〉「ぐうぐう眠って了った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぐうぐう」の意味・読み・例文・類語

ぐう‐ぐう

[副]
空腹で腹が鳴るさま。また、その音を表す語。「おなかがぐうぐう(と)いう」
深く寝入ったさま。また、いびきの音を表す語。「ぐうぐう(と)眠りこむ」「ぐうぐう(と)高いびきをかく」
[類語]ぐっすり昏昏ぐうすかすうすうすやすやうつらうつらうとうとこっくりこっくりうつうつこくりこっくりとろとろとろんとろり夢うつつ夢心地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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