デジタル大辞泉 「うつらうつら」の意味・読み・例文・類語
うつら‐うつら
1 《「うつ(空)」に接尾語「ら」の付いた「うつら」を重ねた語》
㋐疲労などのために浅い眠りにひきこまれるさま。「熱が高くて一日じゅう―としていた」「退屈な話を聞かされてつい
㋑心がぼんやりしているさま。
「朝な夕なに
2 《「うつ(現)し」などの「うつ」に接尾語「ら」の付いた「うつら」を重ねた語》目の前にはっきりと見えるさま。まざまざ。
「なでしこが花とり持ちて―見まくのほしき君にもあるかも」〈万・四四四九〉
[類語]ぐうぐう・ぐっすり・昏昏・ぐうすか・すうすう・すやすや・うとうと・こっくりこっくり・うつうつ・こくり・こっくり・とろとろ・とろん・とろり・夢うつつ・夢心地