うりずん(読み)ウリズン

デジタル大辞泉 「うりずん」の意味・読み・例文・類語

うりずん

沖縄で、春分から梅雨入りまでの時季旧暦2月から3月ごろ。
[補説]「潤い初め」の変化したものか。

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精選版 日本国語大辞典 「うりずん」の意味・読み・例文・類語

うりずん うりづん

〘名〙 (「うりじん」とも) 沖縄で、陰暦二、三月頃の季節。麦の穂の出る頃のなまぬるい気候をいう。初夏をさすこともある。若夏。《季・春》
残波岬(1983)〈岸本マチ子〉「若夏(ウリズン)の髪の先まで海のたゆたい」

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「うりずん」の解説

うりずん

沖縄の泡盛。酒名は、沖縄の古いことばで梅雨の前の爽やかな季節を「うりずん」といい、爽やかな飲み心地の酒にしたいという願いを込めて命名。一般酒。ステンレスタンクによる仕込みが一般的ななか、県内で唯一甕を使用。原料はタイ米、黒麹。アルコール度数25%、30%。蔵元の「石川酒造場」は昭和24年(1949)創業。所在地は中頭郡西原町字小那覇。

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デジタル大辞泉プラス 「うりずん」の解説

うりずん

沖縄県、株式会社石川酒造場が製造・販売する泡盛。名称の「うりずん」は沖縄の古語で3~4月頃の季節を表す。

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