エアブラシ(読み)えあぶらし(英語表記)air brush

デジタル大辞泉 「エアブラシ」の意味・読み・例文・類語

エアブラシ(airbrush)

塗料絵の具圧縮空気で霧状にして吹きつける器具。写真修整イラスト陰影立体感描写などに用いる。噴霧式塗装器。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「エアブラシ」の意味・読み・例文・類語

エア‐ブラシ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] air brush ) 絵の具を吹きつけて濃淡調子をつける器具。写真印画の修整やポスター制作などに用いられる。エアガン。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エアブラシ」の意味・わかりやすい解説

エアブラシ
えあぶらし
air brush

絵画イラストレーションの表現や写真修整の特殊な技法。陰影、ぼかし、立体感の描写に用いる。空気圧縮機と、圧縮空気と絵の具を混ぜてそれを霧状に吹き付けるためのピースとよばれる万年筆型の器具を使う。ピース先端ノズル操作で、絵の具の吹き出し量を自由に調節することができ、淡い調子づけや、むらなく塗りたいときなどに効果を発揮する。筆による描写とはまた違った細密な表現が特徴。絵の具は、ポスターカラーアクリル絵の具インク、水彩絵の具などが目的に応じて使われるが、とくにアクリル絵の具の登場によって表現性がいっそう緻密(ちみつ)になり、1970年代には絵画の領域にも使用範囲が広がって、スーパーリアリズム様式の表現技法としてよく用いられてきた。90年代に入って、「フォトショップPhotoshop」など、コンピュータのグラフィックス用アプリケーション・ソフトによって同様の表現性が得られるようになり、エアブラシの用途は急激に減少した。

[今井良朗]

『トゥームズ・カーチス、クリストファー・ハント著、北村孝一訳『エアブラシ・ブック』(1981・マール社)』『マイケル・リーク著、森屋利夫訳『エアブラシの技法百科』(1994・グラフィック社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「エアブラシ」の意味・わかりやすい解説

エアブラシ

絵具,ポスターカラーなどを圧縮空気の力で霧状に噴出させ,写真の修整や版下・ポスターの製作などに用いる装置。万年筆型のハンドピースの先端のノズルの弁を調整して濃淡を加減する。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「エアブラシ」の解説

エアブラシ

グラフィックスソフトの描画ツールのひとつ。インクを吹き付けるエアブラシのタッチを表現するツール。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エアブラシ」の意味・わかりやすい解説

エアブラシ

「スプレーガン」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android