スーダン共和国ハルツーム県の都市。アラビア語ではウンム・ドゥルマーンUmm Durmān。大都市域人口127万(2000)。白ナイルをはさんで首都ハルツームの北の対岸にあり,1885年マフディー派の軍を率いたムハンマド・アフマドが都として建設した。行政・経済の中心地ハルツームと対照的にスーダンの伝統を伝える文化的・精神的中心地となっている。ムハンマド・アフマドの廟やその遺物を収めたハリーファ博物館があり,マフディー派を信奉する人々は,現在でも有力な政治勢力を形成している。ラクダ市や民芸品市場,野菜市場等伝統的なスーク(市)がある。市街は砂漠地に広がっており,泥を固めて造った窓のきわめて小さい方形の家が並んでいる。白ナイル河岸には対英,対エジプト闘争の跡を示す土堤が残っている。白ナイルと青ナイルの合流点はオムドゥルマンとハルツーム・ノースの間にあり,ハルツームを含む3地区は道路と橋で結ばれている。オムドゥルマン・イスラム大学には1500名の学生が学んでいる。
執筆者:塩尻 和子
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