日本大百科全書(ニッポニカ)「お」の解説

五十音図第1行第5段の仮名。平仮名の「お」は「於」の草体から、片仮名の「オ」は「於」の偏から変化してできたものである。万葉仮名では「意、憶、於、淤、應、飫(以上音仮名のみ)」などが使われた。音韻的には5母音の一つ/o/にあたる。唇を丸め、奥舌で口の広がりが中ぐらいの母音である。

 オ段長音であっても、その引き音節部分が、歴史的仮名遣いで「ほ」とされていたものは、「おおきい」「とおい」などのように表記される。

 古くワ行の「を」「ヲ」は別音で、/wo/を表した仮名であり、現在これらは、原則として助詞以外には用いられない。「を」は「遠」の草体から、「ヲ」は「乎」の初めの3画からできたものである。万葉仮名では「乎」「呼」「袁」「遠」「越」(以上音仮名)、「男」「雄」「緒」(以上訓仮名)などが使われた。ほかに草仮名として「(越)」「(緒)」「(尾)」「(乎)」などがある。

[上野和昭]

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精選版 日本国語大辞典「お」の解説

〘名〙
① 杵(きね)。〔物類称呼(1775)〕
② 穀物のさやを打つつち。

〘助〙 ⇒

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デジタル大辞泉「お」の解説

お[五十音]

五十音図ア行の第5音。五母音の一。後舌の半閉母音。[o]
平仮名「お」は「於」の草体、片仮名」は「於」のから変化したもの。

お[感]

[感]驚いたときや急に気がついたときに発する語。あっ。「、あれはなんだろう」

お[助詞]

[助][助詞]

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