草仮名(読み)そうがな

百科事典マイペディアの解説

草仮名【そうがな】

万葉仮名草書体。古くは〈そう〉とも。平仮名とは区別される。万葉仮名から平仮名へ発達する中間段階とし,9世紀中ごろに用いられたが,別に10世紀以降,書道的意図から故意に複雑字体の万葉仮名を草体化して,単独で,または平仮名とともに用いられ,後世に及んだ。→
→関連項目仮名文

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大辞林 第三版の解説

そうがな【草仮名】

草書体の万葉仮名。草。さらに書きくずして、もとの漢字を離れて音を表すようになったものが平仮名である。

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精選版 日本国語大辞典の解説

そう‐がな サウ‥【草仮名】

〘名〙 草書体の万葉仮名。女手またはひらがなどには漢字の字形から脱化していない中間の字体。草(そう)
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「なほめつらし又しておくにさうがなかれつけて、つかはさばすまいし」
※枕(10C終)一八四「人のさうがな書きたる草紙など、と出でて御覧ず」

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