カウンシル・ブラフス(読み)かうんしるぶらふす(英語表記)Council Bluffs

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カウンシル・ブラフス」の意味・わかりやすい解説

カウンシル・ブラフス
かうんしるぶらふす
Council Bluffs

アメリカ合衆国、アイオワ州南西部の商工業都市。人口5万8268(2000)。ミズーリ川に臨み、ネブラスカ州オマハ対岸に位置する。豊かな農業地帯を背後にもつ農産物などの交易中心地で、食品加工、農機具などの工業が盛んである。1846年から52年までモルモン教徒の町であり、49年からのカリフォルニアゴールド・ラッシュ時代には物資供給地として栄えた。モルモン教徒のソルト・レーク・シティへの移住によって人口が激減したが、63年ユニオン・パシフィック鉄道ターミナルとなってから、勢いを取り戻した。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カウンシル・ブラフス」の意味・わかりやすい解説

カウンシルブラフス
Council Bluffs

アメリカ合衆国,アイオワ州南西部の都市。ミズーリ川東岸に面し,対岸はネブラスカ州のオマハ。 1804年,ルイスクラークの探検隊がここを通過。町の起源は 46年モルモン教徒が住みついたことに始る。以後大陸横断路上の要地として発展。 59年 A.リンカーンによりユニオン・パシフィック鉄道起点に選ばれた。現在でも8本の鉄道が集中する交通の要地で,合衆国で最大級の鉄道郵便ターミナルが設けられている。人口5万 4315 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android