日本大百科全書(ニッポニカ) 「キングコブラ」の意味・わかりやすい解説 キングコブラきんぐこぶらking cobra[学] Ophiophagus hannah 爬虫(はちゅう)綱有鱗(ゆうりん)目コブラ科のヘビ。世界最大の毒ヘビで、きわめて危険な種。インド、フィリピンなどの東南アジア、中国南部に分布し、平地の森林にすむ。全長4メートル、最大記録は5.5メートルに達する。1対の頭頂後板が大きいのが特徴である。[松井孝爾][参照項目] | コブラ キングコブラ ヘビのおもな種類(1)〔標本画〕 ヘビ咬症の臨床症状 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キングコブラ」の意味・わかりやすい解説 キングコブラOphiophagus hannah; king cobra トカゲ目コブラ科。世界最大の毒ヘビで体長 6m以上。頭部後方の頭巾状の広がりは他のコブラ類の場合ほど大きくない。猛毒とその大きさのために恐れられるが,積極的に人を攻撃することは少い。枯れ葉,小枝などを集めて巣をつくり,20~40個の卵を産む。雌雄とも巣にとどまってそれらを保護する。中国南部以南の東南アジア,南アジアに分布し,おもにほかのヘビ類を食べる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報