コックピット(読み)こっくぴっと(その他表記)cockpit

翻訳|cockpit

デジタル大辞泉 「コックピット」の意味・読み・例文・類語

コックピット(cockpit)

《闘鶏を行う伏せかごの意。「コクピット」とも》
飛行機宇宙船の操縦室。
ヨットカヌーなどの操舵席や座席
スポーツカーレーシングカーの運転席。

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精選版 日本国語大辞典 「コックピット」の意味・読み・例文・類語

コックピット

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] cockpit ) 飛行機や宇宙船の操縦室。レーシングカー、スポーツカーの操縦席やヨットなどの操舵席。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コックピット」の意味・わかりやすい解説

コックピット(操縦席)
こっくぴっと
cockpit

航空機の操縦席または操縦室のこと。航空機を操縦するのに必要な装置計器などを配置してある。開放された、またはキャノピーcanopy(操縦士風圧から守る透明なカバー)付きの場所である。ことばの意味は、ニワトリが逃げないように伏せておく籠(かご)のことで、第二次世界大戦前後の飛行機にはそれを連想させる操縦席をもつものがあったので、このように名づけられたといわれる。現在では完全に独立した部屋になった大型機の操縦席もコックピットとよばれている。スポーティーな自動車の運転席も、機能を重視した機械的な美しさをもつため、コックピットとよばれることもある。

[落合一夫]


コックピット(地形)
こっくぴっと
cockpit

石灰岩地域において、溶食が進むと、ウバーレポリエの接する地域には蜂巣(ほうそう)状をした錐(きり)形にとがった丘が残り、もとの地形面は消えうせてしまう。この直線的な配列をした丘陵状の地形をコックピットまたはモゴテスmogotes(塔状カルスト)というが、地方により形態に応じ、名称もさまざまである。コックピットはジャマイカの地名に由来する名称。カルストは凸(とつ)地形が多く孤立しているのに対し、コックピットは連続している。

[三井嘉都夫]

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