改訂新版 世界大百科事典 「サムドラグプタ」の意味・わかりやすい解説
サムドラグプタ
Samudragupta
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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生没年不詳(在位350~375頃)
グプタ朝第2代の王。父チャンドラグプタ1世のあとを受けて,ガンジス川中流域の諸王を滅ぼし,カーンチープラムに至るまでの南インドに遠征した。また,ベンガルやアッサムなどの辺境の王や西・西北インドの部族制国家に貢納を納めさせ,クシャトラパ,後期クシャーン朝,セイロンなどの諸勢力に対しても影響力を及ぼした。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…319∥320年にあたる〈グプタ紀元〉元年は,王が即位した年であろう。その子サムドラグプタは,その軍事的功業,才能と威徳をたたえたアラーハーバード石柱碑文によれば,ガンガー流域一帯に領土を拡大し,ラージャスターン,中央インドからデカン東部にかけての諸王を服属させ,南インドのカーンチーに都したパッラバ朝の領土まで遠征し,さらに周辺の諸部族や異民族,遠くはスリランカからも貢租を納めさせたという。この広大な領域を継承したチャンドラグプタ2世は,古くから栄えた都市ウッジャイニー(ウッジャイン)を占領して,南北の交通の要衝マールワー地方を抑え,そこからグジャラートを征服して,3世紀間にわたって西部インドを支配したサカ(シャカ)族を滅ぼした。…
※「サムドラグプタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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