サムドラグプタ(英語表記)Samudragupta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サムドラグプタ」の意味・わかりやすい解説

サムドラグプタ
Samudragupta

インドグプタ朝第2代の王 (在位 335頃~376頃) 。チャンドラグプタ1世とリッチャビ家出身の王妃の間に生れた。父の跡を継ぎ王朝の領域を拡大し,ガンジス流域ばかりでなく,中央インドと北西インドを従え,さらに南インドに遠征してその諸王朝をも従属させた。王は武人であるとともに文芸を保護し,みずからも詩を作り,音楽を愛好した。王の事績はアラーハーバードの石柱銘に記されている。

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