ザンクトペルテン(読み)ざんくとぺるてん(その他表記)Sankt Pölten

デジタル大辞泉 「ザンクトペルテン」の意味・読み・例文・類語

ザンクト‐ペルテン(Sankt Pölten)

オーストリア北東部、ニーダーエスターライヒ州都市。同州の州都中世より織物業が発展し、現在も繊維産業機械工業が盛ん。17世紀から18世紀にかけて建造、または改築されたバロック建築の建造物が数多く残っている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ザンクトペルテン」の意味・わかりやすい解説

ザンクト・ペルテン
ざんくとぺるてん
Sankt Pölten

オーストリア北東部、ニーダーエスターライヒ州の州都。人口4万9121(2001)。アルプス前地のトライゼン川沿いにあり、ローマ時代の都市に起源をもつ。1247年に都市権を得ており、18世紀に司教管区首都になった。中世に起源をもつ輸出用織物の伝統が、18世紀のマニュファクチュア時代に綿工業をおこし、第一次世界大戦前に州の主要な工業都市になっている。繊維工業ほかに、機械鉄道車両工業も盛ん。

[前島郁雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザンクトペルテン」の意味・わかりやすい解説

ザンクトペルテン
Sankt Pölten

オーストリア北東部,ニーダーエスターライヒ州の州都。ウィーンの西約 60kmのトライゼン川沿いに位置する。古くはローマの植民地で,8世紀に修道院を中心に発達。 1159年に都市権を獲得。 1490年までパッサウ司教領。市庁舎のほか,聖堂,礼拝堂などの歴史的建築物が多い。化学製紙,機械,繊維などの工業立地。人口4万 9805 (1991) 。

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百科事典マイペディア 「ザンクトペルテン」の意味・わかりやすい解説

ザンクト・ペルテン

オーストリア,ニーダーエスターライヒ州,ウィーン西方約56kmの古都。機械・繊維・製紙工業が行われる。ロマネスクから初期ゴシック様式のものをバロック風に改装した大聖堂ほか多くのバロック建築がある。5万1955人(2011)。

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