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鉄道車両工業 てつどうしゃりょうこうぎょうrailway vehicle industry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鉄道車両工業
てつどうしゃりょうこうぎょう
railway vehicle industry

鉄道用の機関車,電車,客車貨車およびその部品を製造する工業で,輸送用機器工業に入れられる。一般には車両工業ともいう。 (1) 注文生産で,家庭電気機器,自動車産業のように大量生産方式がとれず,多種少量生産であること,(2) 自動車工業と同じように,組立て工業であること (車台など主要部分は自家製造するが,鉄鋼,軽金属,ガラス,塗料,木材,プラスチック,繊維などの各種原材料を使用する総合工業であり,コストの約半分は部品購入) ,(3) 手作業に依存する部面が多く,労働集約的な形態から抜け出せないこと,などの特色がある。日本の企業は技術的には,新幹線電車にみられるように世界のトップレベルにあるが,JRの発注,私鉄向け,輸出と需要が限定されているため,企業の収益性は低い。このため,兼業,専業を問わず,その車両製造技術を生かして,橋梁,鉄骨,ボイラ,建設機械,高圧容器,アルミサッシ海上コンテナなどの分野に進出している。

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百科事典マイペディアの解説

鉄道車両工業【てつどうしゃりょうこうぎょう】

鉄道車両を生産する工業。車両工業とも。注文生産であること,また自動車工業と同様の組立工業で,車台など主要部分を自家製造するほか,コストの約半分は部品を購入することが特徴である。

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世界大百科事典 第2版の解説

てつどうしゃりょうこうぎょう【鉄道車両工業】

鉄道輸送に用いられる車両を生産する工業。鉄道車両には,電気機関車ディーゼル機関車,客車,ディーゼル動車,電車,貨車がある。新しいものには,モノレールなど新交通システム用の車両がある。日本では車両生産数全体の9割程度が現在は電車である。鉄道創業時はすべてイギリスから車両を輸入していたが,国産化は,客車,貨車が1875年(明治8),蒸気機関車が93年,電気機関車が1919年に行われた。とくに1906年の鉄道国有化に伴い国産車使用方針が打ち出されたことが大きい。

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