シオボールド(その他表記)Theobald, Lewis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シオボールド」の意味・わかりやすい解説

シオボールド
Theobald, Lewis

[生]1688.4.2. 〈洗礼〉ケント,シティングボーン
[没]1744.9.18. ロンドン
イギリスの古典・文献学者。シェークスピア劇の本文校訂に関する著『シェークスピアのテキスト復原』 Shakespeare Restored (1726) が詩人 A.ポープ編の『シェークスピア全集』を批判することになり,のちにポープの風刺詩『愚人列伝』 (28) で愚鈍の世界の主人公とされる要因となった。 1734年には自身で『シェークスピア全集』全7巻を編集刊行,学者の手になる最初の全集となった。そのほか戯曲,パントマイム,詩,評論を書き,ギリシア・ラテン文学の翻訳もある。

シオボールド
Theobald

[生]1090頃.ベック
[没]1161.4.18
カンタベリー大司教。 1136年にベック修道院長。 38年にカンタベリー大司教となった。精神的指導者としてよりも教会政治家として知られ,52年に教皇の命により国王スティーブンの実子ユースタスの戴冠を拒否して,一時故国のノルマンディーに逃避したが,53年にアンジューのヘンリー1世とスティーブンの和解を達成,54年スティーブンの死後ヘンリーに王冠を授けた。 T.ベケットをはじめとする4人の大司教,6人の司教を養成し,12世紀イギリスの宗教復興,教会の強化に力があった。またイギリスにローマ法を紹介し,ローマ法研究の基礎を築いた。

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