ジャヤプラ(読み)じゃやぷら(英語表記)Jajapura

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャヤプラ」の意味・わかりやすい解説

ジャヤプラ
Jayapura

インドネシアニューギニア島西部の北岸にある町。パプア州州都。フンボルト湾に面する良港を擁する。ファンレース山脈に続く高原地帯を後背地とする。オランダ統治時代にはホランディア Hollandia,インドネシア帰属後はコタバル Kotabaru,スカルナプーラ Sukarnapuraと名を変えた。第2次世界大戦では日本の軍事拠点が置かれた。家具,織物飲料,化学製品,輸送機器などの工業が行なわれる。空港とチェンデラワシ大学(1962)がある。人口 23万3859(2010速報値)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジャヤプラ」の意味・わかりやすい解説

ジャヤプラ
じゃやぷら
Jajapura

インドネシア、西イリアン(ニューギニア島西部)北岸の港湾都市。パプア州(旧イリアン・ジャヤ州)の州都。人口19万2791(2005)。フンボルト湾に臨む良港で、オランダ領時代はホランディアHollandiaとよばれ、西イリアンのインドネシア帰属とともにスカルナープラSukarnapura、さらに1969年にはジャヤプラと改称された。地方の政治、経済の中心地で、西イリアンでは比較的よく開けており、付近ではココヤシの栽培が行われる。第二次世界大戦での日米の激戦地の一つである。

[別技篤彦]

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