ジョージタケイ(その他表記)Goerge Takei

現代外国人名録2016 「ジョージタケイ」の解説

ジョージ タケイ
Goerge Takei

職業・肩書
俳優,人権活動家

国籍
米国

生年月日
1937年4月20日

出生地
カリフォルニア州ロサンゼルス

学歴
カリフォルニア大学バークレー校建築学卒,カリフォルニア大学ロサンゼルス校演劇専攻修士課程修了

勲章褒章
旭日小綬章(日本)〔2004年〕

経歴
山梨県生まれの父とカリフォルニア州生まれの母の間に生まれた日系3世。第二次大戦中は両親とともに日系人の抑留キャンプに収容された。カリフォルニア大学バークレー校に進み建築を勉強したが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に転じ演劇の芸術修士号を取得。在学中、同級生だったフランシス・コッポラ監督の自主映画に参加。大学卒業後、ヨーロッパに渡り、英国、フランスの伝統劇を学んだ。テレビシリーズ「プレイハイウス90」でデビュー。1960年「北海の果て」で映画初出演し、以後、テレビや映画で活躍代表作はテレビシリーズ「宇宙大作戦」(’67〜69年)で、’79年に始まった映画版のシリーズ「スター・トレック」にも舵手・スールー役(日本語版ミスター・カトー)でレギュラー出演。’87年には日系人として初めてハリウッドのウォーク・オブ・フェームに名前を記した。2006年テレビドラマ「HEROES/ヒーローズ」で、日本人俳優マシ・オカ演じるヒロ・ナカムラの父親役で出演。他の出演作に映画「戦場よ永遠に」(1960年)、「戦場にかける橋2」(’89年)、「アンボンで何が裁かれたか」(’90年)、「スペース・リザード3001/宇宙の極道蜥蜴」(’94年)、アニメ「ムーラン」(’98年)など。一方、’72年ロサンゼルス市議会議員候補になるなど民主党の政治活動にも参加。’80年には小説「Mirror Friend,Mirror Foe」をR.アスプリンと共同執筆した。日系人の地位向上にも尽力し、’95年日米友好基金理事に就任。2004年旭日小綬章を受章。またロサンゼルスの全米日系人博物館名誉理事長に就任するなど、日米の橋渡しに努める。2005年自身の半生を描いた自叙伝「星に向かって」出版のため来日。2008年同性愛のパートナー、ブラッドアルトマンとの結婚を発表し話題になる。性的少数者(LGBT)差別の撤廃を訴える活動に努める。英語、日本語、スペイン語に堪能。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ジョージタケイ」の解説

ジョージ タケイ
George Takei


1940.4.20 -
米国の俳優。
ロサンジェルス生まれ。
テレビ・シリーズ「プレイハウス90」でプロ・デビュー。1960年に「北海の果て」で映画デビューをした後は、映画、テレビで活躍。民主党大統領大会の公式代表並びにロサンジェルス市議会議員候補に選ばれ、また小説を共同執筆するなど、俳優業以外でも活躍している。’87年にハリウッドのウォーク・オブ・フェームに名前をしるした。代表作にテレビ・シリーズ「宇宙大作戦」(’67〜69年)。出演映画に「グリーン・ベレー」(’68年)、「スター・トレック」(’79年)。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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