ジード(読み)じーど(英語表記)Charles Gide

デジタル大辞泉 「ジード」の意味・読み・例文・類語

ジード(André Gide)

[1869~1951]フランス小説家批評家人間性解放を追求する個人主義的立場から、既成道徳社会制度批判。1947年、ノーベル文学賞受賞。作「狭き門」「背徳者」「贋金にせがねつくり」など。ジッド

ジード(Charles Gide)

[1847~1932]フランスの経済学者。労働価値説効用価値説を折衷、消費組合運動の理論的指導者となった。C=リストとの共著経済学説史」は名著誉れが高い。

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精選版 日本国語大辞典 「ジード」の意味・読み・例文・類語

ジード

  1. ジッド

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジード」の意味・わかりやすい解説

ジード(Charles Gide)
じーど
Charles Gide
(1847―1932)

フランスの経済学者。新教徒の法学者の子として、南フランスのガール県に生まれる。パリ大学で学び、ボルドー大学、モンペリエ大学教授を経て、1898年パリ大学教授。1920年、停年で同大学名誉教授となり、以後、コレージュ・ド・フランスの教授。ジードの活躍期は、フランスの社会科学史面でも経済学史面でも一大変革期にあたっており、彼は、消費組合運動の理論的指導者、労働価値説と限界効用価値説との折衷論的な経済原論論者などとして多方面で活躍した。その面の著書も多いが、C・リストとの共著『経済学説史』Histoire des doctrines économiques(1909、7版1947)は名著の名が高く、日本を含め、諸国語に訳され、愛用された。また1887年に経済学評論誌『Revue d'économie politique』を創刊し、長くその編者を務めた。

[早坂 忠]

『C・ジード、C・リスト著、宮川貞一郎訳『経済学説史』全2冊(1936、38・東京堂出版)』


ジード(André Gide)
じーど

ジッド

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改訂新版 世界大百科事典 「ジード」の意味・わかりやすい解説

ジード

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367日誕生日大事典 「ジード」の解説

ジード

生年月日:1847年6月29日
フランスの経済学者,消費協同組合の理論的指導者
1932年没

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジード」の意味・わかりやすい解説

ジード

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