フランスの経済学者。新教徒の法学者の子として、南フランスのガール県に生まれる。パリ大学で学び、ボルドー大学、モンペリエ大学教授を経て、1898年パリ大学教授。1920年、停年で同大学名誉教授となり、以後、コレージュ・ド・フランスの教授。ジードの活躍期は、フランスの社会科学史面でも経済学史面でも一大変革期にあたっており、彼は、消費組合運動の理論的指導者、労働価値説と限界効用価値説との折衷論的な経済原論論者などとして多方面で活躍した。その面の著書も多いが、C・リストとの共著『経済学説史』Histoire des doctrines économiques(1909、7版1947)は名著の名が高く、日本を含め、諸国語に訳され、愛用された。また1887年に経済学評論誌『Revue d'économie politique』を創刊し、長くその編者を務めた。
[早坂 忠]
『C・ジード、C・リスト著、宮川貞一郎訳『経済学説史』全2冊(1936、38・東京堂出版)』
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
「ジッド」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加