ステア(読み)ステア[し・はくけ](その他表記)Stair, Viscounts and Earls of

デジタル大辞泉 「ステア」の意味・読み・例文・類語

ステア(stir)

[名](スル)かき回すこと。混ぜること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ステア」の意味・わかりやすい解説

ステア(子・伯家)
ステア[し・はくけ]
Stair, Viscounts and Earls of

スコットランドのダルリンプル家が継承したイギリス貴族の家柄。 17世紀の法律家,政治家ジェームズ・ダルリンプル (1619~95) が,1690年子爵を授かったのに始る。彼は 41~47年グラスゴー大学の教授評議員をつとめ,57年スコットランド控訴裁判所判事,70年同長官になった。 74年スコットランド枢密顧問官に就任したが,ローダーデール (公)の長老派弾圧に反対して追放され,ロンドンに逃れて,81年『スコットランド法原論』 Institutions of the Law of Scotlandを著わした。 82年さらにオランダに亡命し,名誉革命時にオランニェ公ウィレム (のちのウィリアム3世) とともに帰国,王の信任を受けて,92年枢密顧問官に再任された。その子ジョン (48~1707) は,ジェームズ2世反対派の弁護士として台頭し,名誉革命では代表としてウィリアム3世にスコットランド王冠を捧げるため派遣された。同王から法務長官に任じられ,長老派的教会体制の整備に努力。 90年マスター・オブ・ステアの称号を与えられ,91年国務卿。マクドナルド家と反目し,グレンコーの虐殺に関係したため,95年議会で追及され,辞任。 1702年枢密顧問官になり,翌年伯爵に叙せられた。その子の2代伯ジョン (1673~1747) は,軍人としてスペイン継承戦争マールバラ (公)部下として活躍したのち,15年フランス駐在大使としてパリにおもむき,大王位僭称者 J.F.E.スチュアートへのフランスの援助を阻止するため努力したが実らなかった。 42年オーストリア継承戦争司令官としてオランダに派遣され,翌年6月ジョージ2世と協力してデッティンゲンの戦いでフランス軍を破った。5代伯ジョン (20~89) ,その子の6代伯ジョン (49~1821) もともに軍人で,8代伯ジョン (1771~1853) もナポレオン戦争に従軍したのち,1832年下院議員として政界に入り,40年以降スコットランド国璽尚書に任じられた。

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飲み物がわかる辞典 「ステア」の解説

ステア【stir】


かき混ぜること。特にカクテルのつくり方で、ミキシンググラスに氷と材料を入れ、バースプーンという長いスプーンで手早くかき混ぜる手法。そのあと、ストレーナーというこし器の役割をするふたをかぶせ、氷が入らないように、できたカクテルだけをグラスに注ぐ。また、「ビルド」の手法でつくる際にマドラーなどで軽くかき混ぜることもいう。⇒シェークビルド

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