スミルノフ(その他表記)Smirnov, Stanislav

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スミルノフ」の意味・わかりやすい解説

スミルノフ
Smirnov, Stanislav

[生]1970.9.3. レニングラード
ロシアの数学者。1992年サンクトペテルブルグ大学卒業,1996年アメリカ合衆国のカリフォルニア工科大学で博士号を取得。1996~98年,エール大学プリンストン高等研究所,ドイツのマックス・プランク研究所で,また 1998~2003年スウェーデンのストックホルムにある王立工科大学で研究。2003年からスイスジュネーブ大学で数学教授。2010年,インドのハイデラバードで開催された国際数学者会議において「パーコレーションと統計物理学(→統計力学)のイジング模型における共形不変性の証明」によってフィールズ賞を受賞した。パーコレーションは,スポンジに水が浸透していく様子や,伝染病が広がっていく様子などを記述するのに用いられる理論である。浸透していく確率が臨界点と呼ばれるある数値をこえると,広がりが全体に及び状況が劇的に変わる。2001年,イジング模型において格子を細かくしていったときにスケール極限が実際に存在することを証明し,臨界点における共形不変性を示した。この結果は,1992年にイギリスの物理学者ジョン・カーディーが予想した臨界確率の式の 2次元三角形格子の場合の証明となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 マックス 岸本

最新 地学事典 「スミルノフ」の解説

スミルノフ

Smirnov, Sergey Sergeyevich 露◆Смирнов, Сергей Сергеевич

1895~1947.8.20 ソ連 製版労働者の子としてIvanovo-Voznesenskに生まれ,1919年レニングラード鉱山大学卒。30年同大学教授。43年全ソ科学アカデミー正会員。論文「硫化鉱物鉱床の酸化帯」(1936)で露頭探査・評価の基礎を確立。西ベルホヤンスク,東トランスバイカル,環太平洋の各鉱床生成帯の研究から内因性鉱床の累帯分布の脈動説を提起し,W.H.Emmonsの説の誤りを正し,世界の鉱床地質学の発展方向と鉱業に大きく寄与した。特に大型地質構造中における内因性鉱床の分布規則性に関する研究は世界的に著名レーニン勲章(3回),赤旗労働勲章,祖国防衛功労章受章者。『スミルノフ選集』(1955, 科学アカデミー)がある。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む