スレーター
すれーたー
John Clarke Slater
(1900―1976)
アメリカの物理学者。イリノイ州の生まれ。ロチェスター大学に学んだのち、1923年から2年間、ケンブリッジ大学やコペンハーゲン大学に留学、その後、マサチューセッツ工科大学で研究し、1930年、同大学の教授となる。主として多電子問題、原子軌道、結晶におけるエネルギー帯などの研究を行い、量子理論を原子、分子、固体の領域にまで発展的に適用して、現代固体量子論の形成に大きな貢献をしている。また強磁性体や半導体の理論、強誘電体、電子工学の領域の論文も発表している。一方、現代物理学の体系に沿った優れた教科書を書き、世界の物理学徒に広く読まれている。邦訳されたものに『現代物理学』(1955)、『理論物理学入門』(フランクと共著・1933)、『力学』(フランクと共著・1947)、『電磁気学』(フランクと共著・1947)などがある。
[今野 宏]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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Samuel Slater
生没年:1768-1835
アメリカ木綿工業の創始者。イギリスのダービーシャーに生まれ,1783年アークライトの協力者の一人であるストラットの徒弟となり木綿紡績機械の製作技術に精通した。89年本国の禁を犯してひそかにアメリカに渡り,ロード・アイランド州プロビデンスの商人たちと提携してポータケットにアメリカ最初の木綿紡績工場を設立,イギリス木綿工業の最新技術のアメリカ導入に成功し,その普及に貢献した。98年サミュエル・スレーター商会を興して事業を拡張し,ニューイングランド各地に研究史上〈ロード・アイランド型〉(V.S. クラーク)と呼ばれる木綿工場を設立し,アメリカ産業革命史上に不朽の足跡を残した。
執筆者:田島 恵児
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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Slater, Samuel
[生]1768.6.9. イングランド,ダービーシャー
[没]1835.4.21. マサチューセッツ,ウェブスター
アメリカの紡績事業家。 R.アークライトの協力者 J.ストラットのもとで徒弟生活をする間,アメリカ政府の出す賞金に誘われ,当時海外輸出を厳禁されていた紡績機械の詳細を頭に記憶して 1789年ひそかに渡米。 93年アルミー・ブラウン・スレーター会社の名のもとにロードアイランド州ポータケットに紡績工場を建設,98年にはサミュエル・スレーター会社を設立し,ロードアイランド,コネティカット,マサチューセッツ州の各地に多くの工場を建設して成功した。 1815年には毛織物の製造も開始している。
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Slater, John Clarke
[生]1900.12.22. イリノイ,オークパーク
[没]1976.7.25. フロリダ,サニーベールアイランド
アメリカの理論物理学者。ケンブリッジ大学,コペンハーゲン大学で学び,ハーバード大学助教授 (1926) ,マサチューセッツ工科大学教授 (30) を経てフロリダ大学教授 (64) 。初期の原子的素過程でのエネルギー・運動量保存則の解釈の問題 (ボーア=クラマース=スレーターの理論) をはじめとして,原子構造・分子構造の量子力学,金属・合金の構造,強磁性,半導体についての固体量子論,誘電体,放射,マイクロ波の電子工学など,現代物性理論研究に多面的な業績を残した。また教育者としても活躍し,すぐれた教科書を多数著わしている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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米国の物理学者。1930年マサチューセッツ工科大学教授。分子構造,原子スペクトル,磁性体,半導体,強誘電体等を研究。第2次大戦中はマイクロ波電子工学を研究。理論物理学の入門書も多く書いている。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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生年月日:1900年12月22日
アメリカの理論物理学者
1976年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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