ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ズアカアオバト」の意味・わかりやすい解説
ズアカアオバト
Treron formosae; whistling green pigeon
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…塩分の補給のために,海岸に出て磯で塩水を飲む習性がある。近縁種のズアカアオバトS.formosae(英名red‐capped green pigeon)は,屋久島,種子島以南の南西諸島の森林に生息し,個体数は多い。この鳥はポー,ポー,ペポーと尺八の音によく似た声を出すので,シャクハチバトという別名がある。…
…カンムリバト亜科はニューギニア地方特産で,カンムリバト属Gouraの3種だけからなり,オオハシバト亜科はサモア島特産のオオハシバト1種だけを含む。 日本にはカラスバトColumba janthina,リュウキュウカラスバトC.jouyi,オガサワラカラスバトC.versicolor,シラコバトStreptopelia decaocto(イラスト),ベニバトS.tranquebarica,キジバトS.orientalis(イラスト),キンバトChalcophaps indica,アオバトSphenurus sieboldii,ズアカアオバトS.formosaeの9種が分布するが,小笠原諸島特産のオガサワラカラスバトと琉球諸島特産のリュウキュウカラスバトは絶滅した。これらによく似たカラスバトは伊豆諸島や西南日本の離島に分布し,全身光沢を帯びた紫黒色の大型のハトである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」